リケンテクノス株式会社は東北大学と共同でポリ塩化ビニル(PVC)製品の一つであるワイヤ―ハーネス被覆材のリサイクル技術開発を進めています。廃車から回収されるワイヤーハーネスのリサイクルでは、細かく粉砕され比重選別により銅と被覆材に分離されるナゲット法が主流です。回収された銅は再利用されていますが、被覆材はPVCを含む複数種の樹脂に一部銅紛が混入しているため、再資源化が困難となっています。当社では、東北大学大学院環境科学研究科の吉岡教授らのグループが開発した高品位な銅およびPVC製被覆材をそれぞれ回収することを可能とするワイヤーハーネスの高度湿式剥離処理技術に着目し、共同研究を進めています。この技術は、ワイヤーハーネスを有機溶剤に浸漬してPVC製被覆材を膨潤させ、ボールミルで衝撃力を加えることで銅線とPVC製被覆材を分離回収するもので、従来法に比べ高い分離性能を有します。これにより高純度のPVC製被覆材を回収でき、各種PVC製品への再利用が期待されます。当社では、回収されたPVC被覆材を未使用のPVCや添加剤と組み合わせ、再コンパウンド化を検討。配合処方や混練条件を最適化することで、回収被覆材の含有率を40%まで高めても従来製品と同等の力学物性を示すことを確認しています。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
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