スターラックス航空の3月の売上高は前年同月比33%増の47億2700万台湾ドルとなり、今年第1四半期の累計売上高は前年同期比23%増の137億6000万台湾ドルと四半期ベースで過去最高を記録しました。3月の旅客売上高は前年比31%増の37億6000万台湾ドルで、中東情勢の影響による台湾経由の乗継客増加が搭乗率と運賃を押し上げました。

貨物部門に関しては、3月の貨物売上高が前月比23%増、前年比15%増の4億3200万台湾ドルとなりました。中東の地政学的緊張が続く中、一部の海上貨物需要が航空貨物へシフトしたほか、四半期末の出荷需要増も重なり、貨物量と運賃水準が共に支えられています。

スターラックス航空は中部地方のネットワーク拡充を進めており、3月末には台中発着の東京線および熊本線を就航させました。6月には釜山線も予定しており、台中発の就航地を10都市まで拡大し、中部地方の旅客の利便性を向上させる計画です。

機材面では、今年が納入のピークを迎えています。3月18日に2機目のA350-1000を受領しており、年内にさらに3機を追加予定です。これにより年末の機材数は43機に達し、欧米の長距離市場の主力となります。同社は今後も中東情勢を注視しつつ、市場環境に応じて柔軟な運行体制を維持する方針です。

一方、タイガーエア台湾の3月の単独売上高は前年比約27%増の17億9000万台湾ドルで、過去2番目の高水準となりました。第1四半期の連結売上高は前年比約20%増の55億3800万台湾ドルに達し、過去最高を更新しました。冬休みや春節の連休、日本でのイベント、桜の開花などが旅行需要を強力に後押しし、第1四半期の平均搭乗率は過去最高の92%を記録しました。

タイガーエア台湾は、中東情勢に伴うエネルギー市場の変動や航空燃料価格の高騰に対し、コスト効率の高い路線の運航を強化しています。日本や韓国など需要が高く搭乗率の安定した短距離路線への注力を継続し、運営コストの徹底的な見直しを行うことで、市場の変化に柔軟に対応していく姿勢です。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
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