日本初の国産盲導犬『チャンピイ』を育成した公益財団法人アイメイト協会(代表理事:塩屋隆男https://www.eyemate.org/)は、東京都の公式チャンネル「東京動画」(https://tokyodouga.metro.tokyo.lg.jp/)で4月27日から公開された啓発用及び広報用動画「知っていますか?補助犬(小学生向け及び中高生向け・普及啓発用)」「知っていますか?補助犬同伴の受け入れ(事業者向け・普及啓発用)」の撮影に協力しました。

これらの動画は、障害者が“あたりまえ”に暮らせる社会を目指して東京都が新たに製作したもの。啓発用動画として、小学生用(約5分)、中高生用(約8分)、事業者用(約9分)の3種類があり、広報用動画としては、15秒や30秒のバージョンが用意されています。いずれも東京都の公式チャンネル「東京動画」(https://tokyodouga.metro.tokyo.lg.jp/)で公開されており、東京都在住の方のみならず、全国どこからでも視聴できるようになっていますので、ぜひご覧いただければと思います。

また、都のホームページにはパンフレットのPDF版も掲載されています。こちらも合わせてご覧いただければと思います。(※事業者用の啓発動画、パンフレットには、英語・中国語・韓国語バージョンもあります。)

啓発用動画

小学生用 知っていますか?補助犬(小学生向け・普及啓発用)中高生用 知っていますか?補助犬(中高生向け・普及啓発用)

事業者用 知っていますか?補助犬同伴の受け入れ(事業者向け・普及啓発用)

啓発パンフレットの表紙

小学生用 知っていますか?補助犬 ~体に障害のある人をサポートしています~中高生用 知っていますか?補助犬 ~体に障害のある人をサポートしています~

事業者用 義務づけられています 補助犬同伴の受け入れ

啓発パンフレットは、こちらのURLからもダウンロードできます。

https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/shougai/nichijo/hojo_dog/gaiyou

「身体障害者補助犬法」と、受け入れる際の考え方

「身体障害者補助犬法」は障害のある人が補助犬を伴って社会活動できるよう支援することを目的とした法律です。補助犬の健康や衛生管理、適切な行動の管理を使用者に義務付けたうえで、補助犬の同伴者が自立して社会活動できるよう、あらゆる施設での受け入れが義務付けられています。

動画の中でアイメイト協会代表理事 塩屋隆男は、「補助犬を手段として社会参加している人を断るのは“人権問題”であること」「受け入れ側の義務、使用者側の管理義務、お互いの義務を果たすこと」など、盲導犬を受け入れる際の考え方などをお伝えしました。

また、現役のアイメイトペアも出演。病院やタクシーなど様々な施設で、自然な受け入れが広がっている状況について、自身の経験をもとに話しています。

小学生向けの啓発動画「知っていますか?補助犬」の主な構成

・身体障害者補助犬を知っていますか

・盲導犬、介助犬、聴導犬

・補助犬はきちんと訓練されており様々な場所に一緒に行ける

・インタビュー 目に障害がある人と盲導犬 など

・ほじょ犬への接し方

・ペットとの違い

中高生向けの啓発動画「知っていますか?補助犬」の主な構成

・身体障害者補助犬を知っていますか

・盲導犬、介助犬、聴導犬

・知っていますか「身体障害者補助犬法」

・インタビュー 公益財団法人アイメイト協会 塩屋隆男 代表理事

・インタビュー 公益財団法人日本補助犬協会 朴善子 代表理事

・各所への同伴の様子

・インタビュー 目に障害がある人と盲導犬 など

・補助犬への接し方

・ペットとの違い

事業者向けの啓発動画「知っていますか?補助犬同伴の受け入れ」の主な構成

・身体障害者補助犬を知っていますか

・盲導犬、介助犬、聴導犬

・知っていますか「身体障害者補助犬法」

・インタビュー 公益財団法人アイメイト協会 塩屋隆男 代表理事

・インタビュー 公益財団法人日本補助犬協会 朴善子 代表理事

・交通機関での補助犬同伴の受け入れ

・飲食店での補助犬同伴の受け入れ

・商業施設での補助犬同伴の受け入れ

・医療機関での補助犬同伴の受け入れ

・宿泊施設での補助犬同伴の受け入れ

・補助犬はペットではありません

・ペットとの違い

・補助犬への接し方

啓発動画のシーンをピックアップ(抜粋)

(※中高生用「知っていますか? 補助犬(中高生向け・普及啓発用)」より)

〇身体障害者補助犬を知っていますか

あなたは身体障害者補助犬を知っていますか? 障害のある人たちの活動をサポートしているのが身体障害者補助犬です。盲導犬、介助犬、聴導犬の3種の犬がいます。

〇公益財団法人アイメイト協会 塩屋隆男 代表理事

受け入れる側は、「犬をどう扱ったらいいんだろう」という心配が出てしまいますが、犬に関しては使用者がすべて責任を持ちます。通路に伏せて待っているときに、通路に飛び出して邪魔であれば、「もっと端の方へ寄せてください」などと伝えればいいわけです。…(中略)…「犬を手段として社会参加している人を断るのは人権問題ですよ」とアピールをしない限り、理解は広まっていかないと思います。

自分の犬をきちんと清潔にしておく、しつけもきちんと維持しておくことは当然のことです。使用者も義務を果たした上で受け入れてくださいと言わなければならないと思います。また受け入れる側は、犬を理由にするのではなく、人間の受け入れである、人権問題であるということを踏まえた上で、犬に関して困ったことがあれば、使用者に対応してもらう。権利と義務をお互いに果たすことが大事じゃないかと思います。

〇インタビュー 目に障害がある人と盲導犬

この子は7歳で、私と一緒にもう4年いるので、あうんの呼吸で彼女はちゃんと角とか段差で止まってくれます。病院は最近OKになってきたんですけども、クリーンなところだと「外で待っててください」と言われることもありますが、それ以外は診察室にも入れるし、同伴拒否されることは全くなくなりましたね。タクシーも乗車拒否ということはなくなりました

〇補助犬への接し方

補助犬に話しかけたり、おやつなどの食べ物を与えないでください。補助犬の気を引く行為は避けてください。補助犬やユーザーをスマホなどで撮影しないでください。ユーザーが困っている様子があれば、声をかけましょう。

〇ペットとの違い

補助犬は、障害のある人の活動をサポートする訓練を受けています。ユーザーは適切に健康管理やしつけを行っています。…(中略)…補助犬はペットではなく、ユーザーの自立と社会参加を支える役割を果たしていることを理解しましょう。

補助犬は目や耳、手足に障害のある人の大切なパートナーです。補助犬についてよく学び、皆さんができることを考えより良い社会を一緒につくっていきましょう。

アイメイト協会が実施したアンケート調査(2016~2020)における入店拒否の実情

盲導犬を理由とした入店拒否の状況をアイメイト使用者に尋ねたアンケート調査(2016~2020)によると、「障害者差別解消法の施行前より良くはなっている」との声が年を追うごとに増加していました。また、使用者の回答には「食堂で入店拒否されたが、居合わせた方が『誰も迷惑だなんて言っていない』とフォローしてくれた」「周囲の人たちが応援してくれた」など心温まる事例もありました。一方で、「入店拒否」の経験者は6割以上と、ほぼ横ばいの結果でした。

※参考資料

・「アイメイト調査(2016~2020年)における入店拒否などの推移」PDF

https://www.eyemate.org/cms/wp-content/uploads/2020/10/8fc8f1f3b7aa460117b472b108ab51de.pdf

・報道発表資料「アイメイト調査(2016~2020)における入店拒否などの推移」

https://www.eyemate.org/cms/wp-content/uploads/2020/10/02de4aee371d9a0e37b3a97a644c3236.pdf

・アイメイト協会公式HPスタッフBLOG報道発表資料、報告書掲載ページ

https://www.eyemate.org/blog/1394/

アイメイト協会の思い ~障害を持った人が安心して社会参加できるように~

「身体障害者補助犬法」や「障害者差別解消法」が施行されてもなお、補助犬の同伴拒否の事案は減少傾向にありながらも今も続いています。また近年ではアイメイト使用者が無断で撮影されSNSに無断でアップされる事例も確認されており、行政や警察などとも対応について相談しています。

今回の動画をきっかけにより多くの方に、補助犬は身体障害者を助ける大切なパートナーであることを知っていただき、街中で困っている使用者を見かけた際は、サポートが必要かどうか声をかけていただくようお願いいたします。障害がある人もない人も、ともに安心して暮らせる社会の実現を願っています。

アイメイト協会について

アイメイト協会は、国産盲導犬第1号の『チャンピイ』を育成した塩屋賢一が創設。1957年に、国産盲導犬第1号ペアを送り出し、これまで延べ1494組のアイメイトペアを送り出してきました(2026年4月25日現在)。来年2027年には、アイメイト70周年を迎えます。アイメイト協会は、アイメイト育成や視覚障害者への歩行指導を通じて視覚障害者の自立支援を行い、社会参加を促進しています。また、アイメイト協会では「私の愛する目の仲間」という意味を込め、盲導犬ではなく「アイメイト」と呼んでいます。

アイメイトのアイには、「目(EYE)」という意味があります。かけがえのないパートナーであるアイメイト。アイには、「I(私)」「愛」という意味も込められています。

街中でアイメイト使用者や視覚障害者に出会ったら?ウェブサイトで学べるコンテンツ

アイメイト使用者や視覚障害者のサポートの仕方が学べる、協会ウェブサイト内のコンテンツを紹介します。

・「アイメイト使用者に出会ったら」

街中でアイメイト使用者に出会い、何かサポートをしたい時どのようにすればいいのか、使用者への接し方や声のかけ方をまとめました。

https://www.eyemate.org/doc/assisting/

思いやりのあるやさしい心を育む。「アイメイト・こどもサイト」

2020年7月に開設した人気のウェブサイト「もうどう犬」を知ろう! ~アイメイト・こどもサイト(https://www.eyemate.org/kids/)は、ご家庭や教育現場で楽しみながら、アイメイト(盲導犬)に関する正しい知識を学習できるよう制作したものです。さらに、アイメイト(盲導犬)に関する内容だけでなく、アイメイト使用者や視覚障害者が感じる「不便さ」や「不自由さ」についても紹介しています。大人と一緒に深く考えることで、子どもたちに思いやりのあるやさしい心が育まれることを願っています。(対象年齢:小学校5年生以上)

やさしい心を育む「アイメイト・こどもサイト」(https://www.eyemate.org/kids/)

アイメイト協会公式SNS

・Facebook (https://www.facebook.com/Eyemate1957/)

・Instagram (https://www.instagram.com/eyemate.dog/)

・X(https://x.com/EyeMate_Dog)

FACT BOX ・ 要点整理

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