公益財団法人山田進太郎D&I財団(以下、当財団)は、2026年5月21日より、高校生女子が文理選択時に理系を選択することを支援する、抽選制*1・返済不要の「STEM(理系)女子奨学助成金」の6期目の募集を開始します。給付額は1人あたり10万円で、500名程度の生徒への給付を予定しています。本奨学助成金は2021年の開始以来、累計約2,200名に総額約2億7,000万円*2を支給してきました。2025年に実施した慶應義塾大学との共同研究*3では、応募者の中で給付を受けた人は受けなかった人に比べて、STEM分野への進学確率が26.6ポイント高くなることが明らかになっており、理系進学の後押しとなったとの声も奨学生から多数寄せられています。応募締切は2026年9月30日(水)正午です。
あわせて、進路指導部・奨学金担当の教員の方々を対象に本制度の概要をご説明するオンライン説明会を実施します。詳細はリリース末尾をご参照ください。
STEM(理系)女子奨学助成金募集ページ:https://shinfdn.org/scholarship2026
日本のSTEM分野への女性の大学進学率は18.08%*4にとどまり、OECD諸国の中で最低水準です。一方、OECDによるPISA2022(国際学習到達度調査)では、日本の15歳時点での女子生徒の理数系科目の学力はOECD諸国の中でトップレベルの水準にあります。学力が高いにもかかわらずSTEM分野への女性の進学率が低い背景には、進路選択をめぐる構造的な要因があります。高校1-2年生で行われる文理選択でいったん文系を選ぶと理系への変更は約5%*5にとどまるため、文理選択の時期に「理系ありかも」と感じている女子生徒の理系進学を、いかに後押しできるかが鍵となります。
本奨学助成金は、まさにその「背中を押す」役割を担っています。「理系選択を応援している奨学金がある」ことを知ること、そして奨学生として選ばれること自体が、自身の進路選択が応援されているという実感や意欲の向上、不安解消につながり、STEM分野への進学を強く後押ししていると考えられます。
*1:予備選考後に資格者多数の場合は抽選 *2:2025年度STEM(理系)女子奨学助成金の給付確定者を含む数値 *3:慶應義塾大学総合政策学部の中室牧子研究室との共同効果検証(2025年)による *4:OECD「Share of new entrants and graduates in each field of education by gender」(2023時点)より算出 *5:当財団によるSTEM領域のジェンダーギャップ解消に向けたレポート「Project0.91%」(2026年3月発行)による
◾️文理選択に迷っていても応募できる奨学助成金:6つの特徴
本奨学助成金は、文理選択に迷っている段階でも応募できるよう、応募から給付までのプロセスを可能な限り簡素化しています。
- 給付額10万円、返済不要 - 所得制限なし(世帯収入を証明する書類の提出は不要) - 成績証明書の提出は不要 - 応募時点で文理選択に迷っていても応募可能 - ウェブサイト上のフォームから約10分で応募完了、面接なし - 他の奨学金との併用制限なし
◾️応募から給付までの流れ
1. メールアドレス登録 当財団公式ウェブサイトの応募ボタンからメールアドレスを送信すると、申し込みフォームのご案内がメールで届きます。 https://shinfdn.org/scholarship2026
2. 申し込みフォームの送信(2026年9月30日12:00まで) 登録メールに届いた案内に従い、フォームから応募します。
3. 選考結果の連絡(2026年11月下旬) 応募者全員へメールにて結果を通知します。
4. 必要書類の提出(2027年2月28日まで) 給付内定者は「進路選択確認書」等の必要書類を所定のフォームから提出します。
5. 奨学助成金の給付(2027年3月〜6月頃) 本人名義の口座へ10万円を一括で振り込みます。
◾️データで見る奨学助成金 理系進学を考える女子生徒は、何にハードルを感じ、奨学助成金をどのように活用しているのか。応募者・受給者のデータから、実態をご紹介します。
◾️教員向けオンライン説明会のご案内 進路指導や奨学金担当の教員の皆さま向けに、本奨学助成金の概要や生徒の傾向、これまでの効果検証結果などをお伝えする無料オンライン説明会を実施します。各回30分の説明と質疑応答で構成し、Zoomで開催します。
第1回:2026年6月1日(月)16:00〜16:30 第2回:2026年6月5日(金)16:30〜17:00 第3回:2026年6月18日(木)
FACT BOX ・ 要点整理
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