日本メナード化粧品株式会社は、皮膚の幹細胞の培養技術を応用し、ヒトの目元を忠実に再現して“まばたき”の影響を検証できる新しい人工皮膚モデルの開発に成功しました。

皮膚の若々しさは幹細胞から新しい細胞が作り出されることで維持されますが、顔の皮膚は表情変化などに伴い日常的に伸縮を繰り返しています。特に目元は1日約2万回ともいわれるまばたきにより、絶え間なく動的ストレスを受ける特殊な部位です。

本研究では、3Dスキャナーで取得したヒトの目元の三次元形状をもとに作製した人工皮膚モデルに、自動でまばたきを繰り返す電動機構を組み合わせました。これにより、皮膚老化の一因である活性酸素の蓄積を、日常的な動きを再現した環境で評価することが可能となりました。本技術は特許出願中(特願2026-072079)です。

実験の結果、約2万回のまばたき動作後も皮膚組織の損傷はなく、高い耐久性が確認されました。また、まばたきの負荷が大きい領域で酸化ストレスマーカーの発現上昇が確認され、動的負荷に応じた細胞ダメージの変動を評価できることが示されました。今後は、目元特有の老化メカニズムの解明や、スキンケア製品の有効性評価、化粧崩れの評価などへの応用を進めていく方針です。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:新製品
  • 製品・サービス:まばたき人工皮膚モデル