取り組みの背景と概要 東急不動産株式会社と、その100%子会社である株式会社Green Factory TFKは、再生可能エネルギー100%で運営する人工光型植物工場「テクノファームけいはんな」(京都府木津川市)において、株式会社PXPと連携し、PXP製のフレキシブル薄膜「カルコパイライト太陽電池」を建物壁面に設置する国内初の実証実験に取り組みます。
近年、気候変動による農業環境の変化や食料自給率の問題から、天候に左右されない植物工場の需要が高まっています。しかし、建築コストの高騰や完全人工光型植物工場の高い電力使用量が運営上の課題となっていました。本取り組みでは、東急不動産のノウハウを活用し、再エネ設備を自家消費することで、電力の安定供給と電気代削減、脱炭素化を両立させます。
カルコパイライト太陽電池の利点 採用されるカルコパイライト太陽電池は、従来のパネルと比較して重量が1/10(約800g/㎡)と非常に軽量で、薄膜構造(約0.9mm)を有しています。この特長により、従来のガラス系モジュールでは困難だった垂直壁面や曲面への設置が可能となり、荷重制限のある既設建物でも再エネ導入が実現します。設置には軽量架台や接着工法を用い、工期の短縮と建物躯体への負担最小化を図ります。
実証実験の検証項目 2026年7月以降に開始予定の本実証では、以下の項目を検証します。 - 発電性能(季節・方位別のデータ取得) - 耐候性・経年劣化(風雨・紫外線・温度変動に対する耐久性) - 建物負荷への影響(遮熱効果・室内空調負荷への影響など) - 保守性(清掃・点検の容易性)
カーポート型太陽光発電設備 さらに、テクノファームけいはんな敷地内駐車場に36kWのカーポート型太陽光発電設備を導入し、年間45,390kWhの発電を見込みます。これにより、約18.8t-CO2/年のCO2削減を達成するほか、駐車スペースの有効活用、災害時の非常用電源としてのBCP強化を図ります。
今後の展望 今回の実証実験を経て、幅広い建物仕様への再エネ導入を展開し、国が第7次エネルギー基本計画で掲げる2040年度の再エネ比率目標達成に向けて貢献してまいります。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:イベント
- 関連組織:協和ホールディングス株式会社
- 製品・サービス:カルコパイライト太陽電池 / テクノファームけいはんな