株式会社アイトリガー(本社:東京都新宿区)は、マーケティングAXの実装事例として、AIによるサイト品質管理の自動化の仕組みを構築いたしました。「サイトの変更に気づくのが遅れる」「競合の動きを追えていない」「LP品質の評価が主観に依存している」こうしたサイト品質管理の課題を抱えるマーケティング担当者に向けて、具体的に実装した4つの仕組みをご紹介します。

サイト品質の管理は、なぜ「後手」になるのか Webマーケティングの現場では、サイト品質の管理が後手に回りやすい構造があります。 第一に、サイト/LPの変更検知が属人的です。CMS経由の更新、外部ベンダーによる修正、プラグインの自動更新など、サイトは複数の経路で日々変化します。しかしその変化に気づくのは、担当者が目視で確認したときだけです。 第二に、競合LPの変化を追えていません。競合が訴求を変えた、デザインを刷新したという事実に気づくのが数週間後、あるいは全く気づかないというケースが大半です。 第三に、品質の評価が主観に依存してるケースが多々あります。「このLP、いい感じだと思う」という判断では、チーム内で改善の優先順位が合意できず、施策の初動が遅れます。 アイトリガーでは、この3つのボトルネックをAIで解消する仕組みを構築しました。

AXで構築した4つの仕組み 「サイト品質の管理を属人的な目視確認から、AIによる自動検知・自動分析に切り替える」。この要件を整理して以下の4つの仕組みとして実装しました。 ① サイト監視:毎朝自動クロールで変更を検出 登録した監視対象ページを毎日自動クロールし、前回とのHTML差分をフィールド別(H1・H2・CTA・画像・メタ情報等)にレポートします。 GitHub Actionsによる定期実行に加え、手動での即時クロールにも対応。意図しない変更や改ざんを、人手をかけずに検出します。監視対象ページの追加・除外も画面上で管理可能です。 ② 自社サイト分析:Gemini Visionがマーケティング構造を言語化 クロール済みページをGoogle Gemini Visionで解析し、セクション構成・ターゲット・ペイン・USP・RTB・機能価値・感情価値を構造化して評価します。 「このLPは誰に何を伝えているのか」をAIが言語化することで、担当者の主観に依存しない分析が可能になります。 ③ 競合サイト分析:競合LPの変化を自動で定点観測 競合のLP URLを登録するだけで、Playwrightによるスクリーンショットの自動取得とGemini Vision分析を一括実行します。 「監視」設定にすれば定期クロールに自動で組み込まれ、競合の訴求変更・デザイン変更を継続的に追跡できます。 ④ デザインチェック:UX 3層×10項目で自動評価 PC(1440px)とモバイル(390px)のスクリーンショットを同時に取得し、Jesse James GarrettのUX 5階層モデルを3層に集約した10項目で評価します。各カテゴリ「良好・要改善・問題あり・N/A」の4段階で判定。総合スコアと優先改善項目TOP3も自動出力します。

このアプローチは、領域を問わず再現できます 今回紹介した4つの仕組みは、AXチームが実装したものです。重要なのは、このアプローチ自体に再現性があるという点です。マーケティングの課題は企業ごとに異なりますが、「課題を特定し、AIの仕組みとして実装し、運用まで伴走する」というプロセスは共通です。自社のマーケティング業務に課題がある方はぜひ一度ご相談ください。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:Product Launch/Service Update
  • 関連組織:株式会社アイトリガー