株式会社アイトリガーは、マーケティングAXのソリューション「AXer」に、バナーをタグ化して実績と突き合わせる分析を追加し、2026年10月より提供を開始します。AIがバナー画像を読み取り、訴求・ターゲット・CTAなどの特徴を共通のタグとして構造化します。当社が運用を担うクライアント1社の広告運用に導入し、バナーを継続的に配信する企業へ提供します。
経験と感覚に依存したバナーの判断
配信したバナーの良し悪しは、多くの現場で担当者が目視し、経験や感覚をもとに判断されています。どのバナーが当たったかはCTRやCPAの数字で分かります。分からないのは、なぜ当たったのかです。
訴求が効いたのか、人物の有無なのか、色なのか。数字は毎日見ていても、そのバナーのどの特徴が数字を動かしたのかは見えていません。理由が言葉になっていないため、当たりを次のバナーで再現することも、外れの原因を避けることも、感覚頼みになります。
感覚の判断は、共有も引き継ぎもできません。経験を積んだ担当者の中には基準があっても、それは言語化されていない基準です。制作の依頼は抽象的な言葉になりやすく、受け取る側の解釈で仕上がりが変わります。基準を言葉にする作業は手間が大きく、日々の運用の中では後回しになります。
バナーの本数が増えるほど、振り返りは直近の数本の印象に引っ張られ、蓄積した過去の配信結果は参照されなくなります。バナーは、配信結果が次の制作の材料になってこそ資産になります。バナーの特徴を共通の項目で記述し、配信実績と突き合わせられる状態を作るため、AIによるタグ構造化の仕組みを、当社が運用を担うクライアントの広告運用に導入しています。この運用を踏まえ、外部への提供を開始します。
バナーのタグ構造化と実績との突合
マーケティングAXでは、AIがバナーを読み取り、共通の項目に落とす形で設計します。本リソースが担うのは、バナーという画像を、分析できるデータに変える工程です。次の三つで構成されます。
① バナー特徴のタグ構造化
AIがバナー画像を読み取り、訴求、ターゲット、ベネフィット、CTA、人物、数字、色、レイアウトなどの特徴を、共通のタグとして構造化します。
全てのバナーが同じ項目で記述されるため、本数が増えても比較の軸がぶれません。読み取りと付与をAIに渡すことで、同じ基準のまま本数を増やせます。担当者ごとに言葉が違っていた「バナーの中身」が、同じ語彙で並びます。
② CTR・CV・CPAとの突合分析
タグ化したバナーを、CTR・CV・CPAなどの配信実績と組み合わせて分析します。どの特徴を持つバナーが良い実績と重なっているかを、共通の軸で見られる状態になります。実績の数字は媒体の管理画面にすでにあります。足りていないのは、バナー側を数字と同じ粒度で記述する共通の項目です。
バナー側にも同じ粒度の記述があって初めて、実績との突き合わせが成り立ちます。「人物入りは強いのか」「数字は入れるべきか」という社内でよく出る問いに、自社の配信実績という根拠で向き合えます。
③ 寄与仮説と改善余地の整理
突合の結果から、成果に寄与している可能性のある訴求と、改善余地のある要素を、仮説として整理します。仮説は次のバナーの企画とテスト設計の入力になります。当たりに含まれていた特徴を、次の制作に持ち込む形です。感覚で選んでいた次の一手に、選んだ理由が付く状態になります。
突合で分かるのは特徴と実績の重なりであり、因果の証明ではありません。整理された仮説をどのバナーで試すか、どの要素を残すかの判断は人が行います。
当社では、制作画像全般の品質を評価基準に沿って点数化するリソース(2026年7月提供開始)、配信実績のAI分析から次のバナーの検証仮説と画像を生成するリソース、実績とクリエイティブをサービス別に分けて訴求を比較するナレッジ基盤も提供しています。
本リソースは、全てのバナーを共通のタグで記述し、配信実績と突き合わせる工程を担います。対象としている工程が異なるため、素材や課題に応じて使い分けられます。なお本リソースは、単体のSaaSツールとしての提供は行わず、AXerが提供するリソース(人・ツール・ノウハウ)の一部として実装します。
感覚の議論を仮説の検証に変える組み替え
今回導入したのは、バナーを自動で作る仕組みではありません。バナーの議論を、感覚の言い合いから、タグと実績にもとづく仮説の検証に変える組み替えです。当たった理由が言葉になって残るため、担当者が変わっても判断の基準を引き継げます。外れたバナーも、どの特徴が実績と重ならなかったかという記録に変わり、次の制作で同じ外し方を避ける材料になります。振り返りのたびに印象から議論を始める状態と、共通のタグから始める状態では、次の一手の精度が変わります。
本リソースは完成パッケージではなく、各社の商材・配信媒体・蓄積データに合わせて組み替えます。どの特徴をタグにするかの設計からご相談いただけます。
AXer サービスページ
主要指標 — KEY FIGURES
https://aitrigger.co.jp/service/axer/
株式会社アイトリガー(AITRIGGER Inc.)
本社:東京都新宿区西新宿6-11-3 Dタワー西新宿16階 事業内容:デジタルマーケティング支援(運用型広告・インハウス支援)、マーケティングリソース提供(MRM)、マーケティングAX事業
URL: https://aitrigger.co.jp/
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:service_launch
- 関連組織:株式会社アイトリガー / AITRIGGER Inc.