株式会社スズヒロ(本社:静岡県浜松市、代表取締役:古橋啓稔)は、静岡県浜松市浜名区三ヶ日町都筑に、犬と泊まれる一棟貸しヴィラ「UMI&mikkabi」を2026年10月1日に開業します。浜名湖畔のリトリートブランド「UMI&」としては、舘山寺に続く2棟目となります。
同社は今回の開業にあわせて、浜名湖周辺で使われないまま維持費だけがかかっている別荘の所有者に向けて、宿泊施設への転換・運営を代行する支援事業も開始します。空き別荘を「維持費のかかる負担」から「収益を生む資産」へ変え、同時に浜名湖の宿泊受け入れ数を増やすことを目指します。
主要指標 — KEY FIGURES
背景:静岡県は「別荘が全国2位に多い県」。その多くが使われていない
総務省「令和5年住宅・土地統計調査」によると、全国の空き家は900万2千戸、空き家率13.8%と、いずれも過去最多・最高を更新しました。このうち別荘などの「二次的住宅」は、静岡県が38,500戸と、長野県に次いで全国2位です。
浜名湖周辺も、昭和期のリゾート開発で数多くの別荘が建てられたエリアです。しかし所有者の高齢化や世代交代により、年に数回しか使われない、あるいは何年も使われていない建物が増えています。建物は使われないほど傷み、管理費と固定資産税だけが残ります。売ろうにも買い手がつきにくく、解体費も所有者の負担です。
一方で浜名湖は、日帰り・通過型の観光が中心で、宿泊滞在型への転換が長年の課題とされてきました。「泊まれる場所が足りない」地域と、「使われていない建物」が同じエリアに同時に存在している——ここに解決策があると同社は考えています。
1棟目「UMI&kanzanji」は、オーナーからの相談で生まれた
株式会社スズヒロは、浜松の地域密着の不動産会社として始まりました。2018年、使われなくなった企業寮をリノベーションして宿泊施設「365BASE outdoor hostel」(https://365base.jp/)に転換し、宿泊事業に参入。以来、運営ノウハウを蓄積してきました。
そのノウハウとブランディングを掛け合わせて立ち上げたのが、一棟貸しリトリートブランド「UMI&」です。1棟目の「UMI&kanzanji」(浜松市西区舘山寺町)は、別荘としての利用が減っていたタイミングで所有者から同社に相談が寄せられ、一棟貸しヴィラとして再生させた物件でした。
再生後の実績は、2025年12月から2026年9月までの10か月間で、【97組・105泊、総売上11,675,180円、平均客室単価111,192円】。使われる機会が減っていた一軒の別荘が、地域に人を呼び、オーナーに収入をもたらす施設に変わりました。
オーナーの声 「UMI&kanzanji」オーナー 【竹内様】
父が亡くなってから、この家はほとんど使わなくなりました。それでも光熱費と固定資産税は毎年かかります。たまに片づけに行かなければなりませんし、台風が来れば「あの家は大丈夫だろうか」と気になる。使っていないのに、手間と心配ばかりかかる家でした。
宿にしていただいてからは、設備が整って、見違えるほどきれいになりました。おかげで家族のほうも「泊まりに行こうか」と言うようになって、また使うようになったんです。そのうえ、自分たちが使わない日はお客様に泊まっていただいて収入になる。手放さずにこうなるとは思っていませんでした。
宿泊施設として整備したことで建物と設備が更新され、オーナー自身の家族利用もむしろ戻りました。「貸し出す=手放す」ではなく、使い続けながら収入を得る形です。
「UMI&mikkabi」の特徴
三ヶ日ICから車で約5分、浜名湖を望む高台に建つ、定員8名の一棟貸しヴィラです。
犬と一緒に泊まれる — 大型犬を含め3頭まで同伴可能(1階リビングとBBQテラスのみ、条件あり)。ペット可の一棟貸しは浜名湖エリアでも数が限られます。
プロジェクタースクリーン付きBBQデッキ — 屋外で映画やスポーツ観戦をしながらBBQができます。
1棟まるごと貸切 — 他のゲストと顔を合わせることなく、家族・友人・愛犬だけで過ごせます。
浜名湖の眺望 — 高台に位置し、湖と空の広がりを望みます。
セルフチェックイン — タブレットによる無人チェックインを導入。
「浜名湖畔、リトリート」をブランド軸に、静けさと非日常の休息を提供します。
別荘オーナー向け「別荘活用サポート」を同時開始
同社は、浜名湖周辺の別荘所有者に向けて、所有する別荘を宿泊施設として運用する支援を開始します。オーナーは建物を手放すことなく、使わない日だけを貸し出して収入を得ることができます。
プラン(想定)
プラン
内容
オーナー取り分
ライト
集客・ブランディング・予約管理を代行。清掃やリネン、光熱費などの運営費用はオーナー負担
売上(税別)の50%~60%
フルサポート
清掃・消耗品・光熱費を含め、運営全般をすべて代行
売上(税別)の20%~30%
想定される1棟あたりの年間売上は1,300万〜1,500万円(既存棟の実績にもとづく試算。稼働状況により変動します)。
住宅宿泊事業法(民泊)の届出、消防法令適合、保健所対応といった行政手続きも、同社が実務ごと代行します。所有者にとって最大の障壁である「手続きが分からない」「運営できない」を取り除くことが狙いです。
https://umito.life/top/owner/
浜松を、「通り過ぎる街」から「訪れる街」へ
浜松は、東京と大阪のちょうど中間にあります。東海道新幹線が停まり、東名・新東名が通り、毎日おびただしい数の人が行き来する。しかしその多くは、降りることなく通り過ぎていきます。
うなぎ、みかん、浜名湖、そしてものづくりの街としての厚み。素材は揃っているのに、「せっかくだから一泊しよう」と思わせる受け皿が足りない——同社はそこに課題を見ています。日帰りと宿泊では、一人あたりが地域に落とす金額も、街との関わり方も大きく変わります。
「浜松は、どこへ行くにも通り道にある街です。だからこそ、これまでは通り過ぎられてきた。でも、泊まる理由と泊まれる場所さえあれば、通り道は目的地に変わります。使われていない別荘は、そのための資源だと思っています」(代表・古橋)
同社は2026年度内に、浜名湖を目の前にしたインフィニティデッキと、湖を眺めるサウナを備えた3棟目「UMI&hamanako(仮称)」の開業も準備しています。今後3年間で、浜名湖周辺の別荘10棟の宿泊施設化を目標としています。
代表コメント
株式会社スズヒロ 代表取締役 古橋啓稔(ふるはし ひろとし)
私たちは、不動産の価値を見つめ直すことを仕事にしている会社です。取引を成立させて終わりではなく、その建物がどう使われれば価値を持つのかを、いつも考えています。
使われていない建物に用途をつくり、収益を生む状態にする。そうすれば、その一軒の価値が上がります。
そして一軒の価値が上がると、周りが動きはじめます。人が訪れ、お金が落ち、近くの店が潤い、隣で空いていた家にも次の使い道が見つかる。不動産の価値を上げることは、そのまま街の価値を上げることだと考えています。
浜松を、通り過ぎる街ではなく、訪れる街にしたい。そのために、一軒ずつ価値を取り戻していきます。
施設概要
項目 内容
施設名 UMI&mikkabi(ウミト ミッカビ)
所在地 静岡県浜松市浜名区三ヶ日町都筑623-14
アクセス 東名高速 三ヶ日ICから車で約5分
開業日 2026年10月1日定員8名(1棟貸切)
延床面積 99.46㎡チェックイン/アウト15:00/11:00)
ペット 犬のみ同伴可(大型犬含め3頭まで/条件あり)
駐車場 普通車3台
料金 【85,000円〜(4名まで)/5名目以降 1名11,000円 追加/犬1頭 5,500円】
予約 公式サイト https://umito.life/
営業形態 住宅宿泊事業法にもとづく届出住宅
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:事業展開
- 関連組織:株式会社スズヒロ / UMI&mikkabi / UMI&kanzanji