株式会社チック(宮城県仙台市)は、2026年7月1日より、無人測量艇「BlueBoat」、マルチビーム測深機「Cerulean Surveyor 240-16」、可視化ソフトウェア「SonarView」に、設置・設定・操作講習を組み合わせた「海底マッピング一式パッケージ」の提供を開始します。
海底地形の面的な計測(海底地形図作成)を、機材の導入から運用開始まで一貫して支援します。価格・納期はお問い合わせください。
主要指標 — KEY FIGURES
無人測量艇「BlueBoat」+マルチビーム測深機「Surveyor 240-16」+可視化ソフト「SonarView」に、設置・設定・操作講習を加えた一式パッケージの提供を開始
1回の航走で帯状(面)に水深データを取得し、海底地形図の作成に利用可能(メーカー公表値に基づく)
機材の販売から設置・設定、講習、導入後の修理・メンテナンスまで窓口を一本化(当社既存サービスと連携)
背景
港湾・漁港・河川・ダムなどでは、浚渫・堆積管理や施設の維持管理のために、水底地形の把握が求められます。
国土交通省によると、全国の港湾施設(約6万2千施設)のうち建設後50年以上経過する施設の割合は、2023年3月時点の約27%から2040年3月には約68%に達する見込みで、水域インフラの点検・維持管理の重要性は今後さらに高まります(出典:国土交通省「社会資本の老朽化の現状と将来」)。
水底地形の計測では、1点ずつ測るシングルビーム方式に対し、マルチビーム方式は1回の航走で帯状(面)に水深データを取得できます。
一方で、導入には測深機の選定・艇への設置・ソフトウェアの設定・操作の習熟をそれぞれ行う必要がありました。本パッケージは、これらを機材とあわせて一括で提供するものです。
パッケージの内容
無人測量艇「BlueBoat」(Blue Robotics製):折りたたみ式の小型USV。GNSS位置データ・方位情報を深度データと組み合わせ、各計測点を地理座標に配置
マルチビーム測深機「Cerulean Surveyor 240-16」(Cerulean Sonar製):16素子受信アレイにより送信視野角80°で帯状に計測(メーカー公表値)
可視化ソフトウェア「SonarView」(BlueOS拡張として利用可):3D点群をリアルタイム表示。CSV(点群)・GSF形式でエクスポートでき、ReefMaster・SonarWiz・CloudCompare 等での後処理に対応
設置・設定・操作講習:艇への搭載・ネットワーク設定・計測ソフトの設定と、操作講習を当社が実施。導入後の修理・メンテナンスにも対応
主な仕様(Surveyor 240-16・メーカー公表値)
周波数
240 kHz
受信
16素子アレイ/クロストラック角度分解能 1°(角度到来方向 AoA)
送信ビーム幅
cross-track 80°(スワス)/along-track 4°
探知レンジ
推奨最大 100 m(通常は船体直下 約50 mまで。水質・地形・設定により変動)
深度定格
300 m
姿勢補正
9軸IMU内蔵(ピッチ・ロールを補正)
重量
790 g(水中時 約145 g)
接続
100BASE-T Ethernet(有線)
消費電力
アイドル時 5 W/最大 15 W
データ出力
CSV(点群)/GSF形式エクスポート対応
対応プラットフォーム
小型USV・AUV・曳航体・小型ROV(代表例 BlueBoat)
出典:Cerulean Sonar/Blue Robotics 製品ページ(2026-07-05閲覧)。仕様・価格は予告なく変更される場合があります。
今後の展開
今後は、自社での検証にもとづく実測データ・レポートの公開など、導入検討に役立つ情報発信を進めていきます。
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FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:技術
- 関連組織:株式会社チック / Blue Robotics / Cerulean Sonar