JUAS 2026調査が示すシステム開発の現実
システム開発プロジェクトは、規模が大きくなるほど予定どおりに完了しなくなる。そして中堅SI・ITベンダーの多くは、その兆候を案件の途中で掴む仕組みを持っていない。確定的な損益が見えるのは、しばしばプロジェクト完了の数ヶ月後である。
一般社団法人 日本情報システム・ユーザー協会「企業IT動向調査2026」によると、システム開発の「システム企画」は70.9%が内製される一方、設計・実装・テスト工程は63.4%が外部委託されている。この「設計・実装・テスト」の層が、中堅SI・ITベンダーの主戦場である。市場拡大局面であっても、ここで事前に採算が見えないことが、経営リスクに直結している。
構造分析:システム開発の失敗
「企業IT動向調査2026」(有効回答957社)によると、プロジェクト規模と失敗率の関係は以下のとおりである。
- 「500人月以上」のプロジェクトでは、予算超過が42.2%、工期遅延が47.8%に達する。
失敗の要因としては、「計画時の考慮不足」(51.0%)、「想定以上の複雑さ」(51.4%)、「仕様変更の多発」(48.6%)が挙げられる。品質面では、「ベンダーのスキル不足」(59.9%)が最大の要因となっている。
事前評価の仕組みが成否を分ける
コスト超過の多くは、受注前の戦力・スコープ・採算の評価不足に起因する。中堅SI・ITベンダーに求められているのは、大手向けとは異なる、中堅規模でも運用可能なプロジェクト事前評価の仕組みである。『P3 PPM』は、この課題を解決するために開発されたSaaSであり、この度、ベータ参加企業の募集を開始する。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:新製品
- 関連組織:一般社団法人 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)
- 製品・サービス:P3 PPM