Macromill News事務局(運営:株式会社マクロミル)は、世の中の話題や時事ニュースをテーマにしたアンケート調査結果や購買履歴データを分析し、ニュースレターとしてお届けしています。

2026年10月1日の「酒税法改正」で、ビールや新ジャンルなどの酒税が一本化されます。発泡酒や新ジャンル、チューハイ等は実質値上げとなるため、家計への影響を抑える代替案として注目されるのが「ノンアルコール(以下、ノンアル)飲料」です。本レターでは、全国の生活者3,000人を対象とした調査をもとに、酒税法改正が生活者意識に与える影響や、ノンアル飲料に対する最新の価値観について分析した結果をお届けします。(調査対象:全国20歳~79歳の男女3,000人、調査期間:8月24日~8月25日

トピックス

主要指標 — KEY FIGURES

39%
認知率は全体で39%
64%
ノンアルビールユーザーでは64%
3千人
全国の生活者3,000人
30%
お酒ユーザーで3割

2026年10月「酒税法改正」、認知率は全体で39%、ノンアルビールユーザーでは64%

酒税法改正が「ノンアル購入・増量」のきっかけに。お酒ユーザーで3割、ノンアルユーザーでは4割

ノンアル飲料の新常識!若年層の飲み会、ノンアル指名が3割

ノンアルチューハイ系は「本格味」×「アルコール完全0.00%」のニーズ高!心身リカバリーも顕在化

調査結果

1. 2026年10月「酒税法改正」、認知率は全体で39%、ノンアルビールユーザーでは64%

はじめに、2026年10月に予定されている酒税法改正の認知状況を尋ねました【図表1】【図表2】。

「内容まで知っていた」「改正されることは知っていたが、内容は知らなかった」と回答した人を合わせた認知率は全体で39.0%となりました。年代別では高年代ほど高く、70代では約半数の47.1%でした。一方、「内容まで知っていた」と回答した人の割合(詳細認知率)は10.6%にとどまりました。

また、直近1年以内にビールやチューハイ・カクテル、ノンアル飲料などを購入した層は、全体に比べて認知率が約1.5倍高くなっています。中でも、「ノンアルコールビール」購入層は64.3%と最も高く、価格改定や増減税の動向に対して強い関心を持っていることがうかがえます。

【図表1】2026年10月の酒税法改正の認知状況(全国20~79歳3,000人/単一回答)

【図表2】2026年10月の酒税法改正の認知状況<年代別/購入者別>(全国20~79歳3,000人/単一回答)

2. 酒税法改正が「ノンアル購入・増量」のきっかけに。お酒ユーザーで3割、ノンアルユーザーでは4割

酒税法改正は、ノンアルコール飲料の購入の動機や増量につながるのでしょうか。きっかけになるかを尋ね、直近1年以内に購入した商品ごとに比較しました。

「ビール・発泡酒」や「チューハイ・カクテル・サワー」を購入した層では、酒税法改正をきっかけに約3割がノンアル飲料を購入したい、「ノンアルビール」や「ノンアルチューハイ・サワー・カクテル」では約4割が購入量を増やすきっかけになると回答しました【図表3】。

増税に伴うアルコール商品の値上がりを見越し、家計防衛や節約の手段として「税負担のないノンアルコール飲料」を選択肢に挙げる人が増えていると考えられます。

【図表3】酒税法改正はノンアル購入のきっかけになるか(各カテゴリを1年以内に購入した人/単一回答)

3. ノンアル飲料の新常識!若年層の飲み会、ノンアル指名が3割

続いて、ノンアル飲料に対する最新の価値観について見ていきます【図表4】。

ノンアル飲料ユーザーに「飲みたい」と思うシーンを尋ねたところ、最多は「酔いたくないとき」(36.8%)、次いで「リフレッシュしたいとき」(32.9%)、「健康を意識したいとき」(28.4%)と続きました。

性年代別では、「酔いたくないとき」は女性30代で52.0%と突出しています。「リフレッシュしたいとき」は女性の幅広い年代と男性30代で高く、気分転換の手段として定着していることがわかります。また、「翌日予定があるとき」(男性20代・40代)、「休肝日」(男性40代)では、お酒の代替として選ばれている傾向が見られます。

特徴的だったのは「飲み会・食事会」で、男性20代の32.8%、女性20代の34.0%がノンアル飲料を「飲みたい」と回答しました。ソフトドリンクではなくあえてノンアル飲料を好んで選ぶという、若年層の新たな価値観がうかがえます。

【図表4】ノンアル飲料を飲みたいシーン(直近1年以内にノンアル飲料を購入した人 846人/複数回答/選択肢は上位7を抜粋)

4. ノンアルチューハイ系は「本格味」×「アルコール完全0.00%」のニーズ高!心身リカバリーも顕在化

昨今、「睡眠サポート」「スポーツ・リカバリー」「美容成分」といった高付加価値ノンアル飲料が登場しています。そこで「ノンアルチューハイ・サワー・カクテル」に着目し、生活者が求める価値観を探りました。

求める『価値』の第1位は「美味しく飲める」(34.6%)、第2位は「いつでも安心して飲める」(30.7%)、第3位は「翌日の体調を気にせず安心して飲める」(28.1%)となり、上位には“美味しさや安心感”が挙がりました。また、第4位には「心身のリフレッシュ」(26.6%)が入ったほか、「ストレス解消」(20.4%)、「睡眠の質向上や疲労回復」(13.6%)といった“心身のリカバリー”を求める人も一定数確認できました【図表5】。

求める『特徴・機能』の第1位は「手頃な価格」(41.8%)でした。また、第2位に「本格的な味わい」(33.5%)、第5位に「お酒に近い風味や苦み」(30.5%)が挙がる一方で、第3位には「アルコール度数完全0.00%」(32.5%)が入りました。“アルコールは一切摂取せずにお酒を飲んでいるような雰囲気を味わいたい”という、ソフトドリンクとは全く異なるニーズが存在します。

また、「疲労回復サポート成分配合」(20.7%)、「リラックス成分(GABA、CBDなど)配合」(19.6%)、「睡眠サポート成分配合」(17.3%)といった、”心身のリカバリー”機能を求める人も1~2割存在しました【図表6】。

このように、ノンアル飲料は単なるお酒の代替品から、新たな嗜好品へと変化していることがわかりました。

【図表5】ノンアルチューハイ・サワー・カクテルに求める価値(直近1年以内にノンアルコールチューハイ・サワー・カクテルを購入した人/複数回答/選択肢上位12を抜粋)

【図表6】「ノンアルチューハイ・サワー・カクテル」に求める特徴・機能(図表5、いずれかの価値を求めると回答した人729人/複数回答/選択肢上位13を抜粋)

以上

無料調査レポート(マーケティング視点で追加分析しています)

https://www.macromill.com/service/report/research-report-175/

調査概要

調査主体:マクロミル

調査方法:インターネットリサーチ

調査対象:全国20~79歳の男女 3,000人

割付方法:人口構成比割付(令和2年国勢調査の性年代別人口比率に基づく)

調査期間:2026年8月24日(月)~2026年8月25日(火)

※本文の数値は小数点第2位で四捨五入しています。そのため合計が100%とならない場合があります。

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