株式会社志事人(本社:東京都中央区銀座、代表取締役:鶴原利彦)が運営する訪問サービス専門アカデミー「HOW PRO(ハウプロ)」に、異変が起きています。
現在会社員として働きながら、エアコンクリーニングや家電修理で副業・転職・独立を検討する層からの研修問い合わせが、前年同期比で約2倍に。エアコンクリーニングの2026年4月の依頼件数も、前年同月比で約1.8倍に達しました。
背景にあるのは、記録的な猛暑の常態化と、AI時代における「手に職」への再評価です。
気象庁によれば、2026年4月の日本の月平均気温は基準値からの偏差が+1.89℃となり、1898年の統計開始以降、4月として3番目の高温を記録。日本気象協会も、2026年は夏商材の需要が4月中に立ち上がる地域が多く、4月以降は初夏を先取りした陽気の日が多い見込みと発表しています。
デスクワークがAIに代替されるリスクが意識されるなか、「現場で手を動かし、成果が収入に直結する仕事」に会社員の関心が急速に集まっています。
AIに代替されない「手に職」
「ブルーカラー」への見方が、ここ数年で大きく変わり始めています。かつて現場仕事は、「きつい」「将来が見えにくい」と語られがちでした。しかし、人手不足を背景に現場技術の価値が見直される一方で、AIの進化により、事務・企画・データ処理といったホワイトカラー業務の一部が代替される可能性も現実味を帯びてきました。
この構造変化のなかで、「会社に依存するキャリア」から「技術で自分の力で稼ぐキャリア」へ。そんな価値観のシフトが、特に副業や独立を考える会社員のあいだで起きています。
東京商工リサーチが2025年12月に実施した調査では、「兼業・副業を認めている」企業は全体の56.4%と半数を超えました。会社員が本業を続けながら、週末や空き時間で新しい収入源を試す環境は整いつつあります。
ハウプロに寄せられる相談でも多いのは、「今の仕事を続けながら、まず週末だけ副業で始めたい」という声。次いで、「半年〜1年以内に退職して独立を考えている」「すでに退職し、次のキャリアとして検討している」という相談が続きます。
「副業OK」の環境が広がるなか、猛暑のたびに需要が伸びるエアコンクリーニングは、ローリスクで始められる「手に職ビジネス」の入口として注目されています。
4月から予約増加
依頼件数1.8倍の直接的な要因は、エアコンクリーニング繁忙期の「前倒し」です。
気象庁の「2026年4月の天候」によれば、2026年4月は日本付近が暖かい空気に覆われやすく、月平均気温は全国的にかなり高くなりました。日本の月平均気温の基準値からの偏差は+1.89℃で、2024年、1998年に次いで、4月として3位の高温となっています。
上旬には北日本の旬平均気温の平年差が+3.1℃となり、1946年の統計開始以降、4月上旬として1位の高温を記録。中旬にも東日本で真夏日となる所がありました。
こうした「4月から暑い」実感が、消費者の行動を変えています。 「どうせ暑くなるなら、混む前に早く頼んでおこう」。 2026年は4月中旬から予約が増加し、例年より約1カ月早く繁忙期に入る動きが見られました。
さらに、気象庁が2026年5月19日に発表した3か月予報では、6〜8月の気温について「暖かい空気に覆われやすいため、全国的に高い」とされています。東日本・西日本・沖縄・奄美では、3か月平均気温が平年より高い確率が70%、北日本でも60%と予想されています。
観測史上最高の夏、熱中症搬送10万人超、そして「酷暑日」
エアコンクリーニング需要の急増は、一過性のブームではなく、気候変動に根ざした動きとなっています。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:調査
- 関連組織:東京商工リサーチ
- 製品・サービス:HOW PRO(ハウプロ) / エアコンクリーニング