「持続可能な農産業を実現し、生活者を豊かにする」をビジョンに掲げる株式会社農業総合研究所は、中東情勢によるナフサ不足の影響が農業の出荷現場にも深刻な波及をもたらしている実態を明らかにしました。ナフサ不足は建材や日用品にとどまらず、野菜の個包装に不可欠な「ボードン(防曇)袋」の不足を招いています。産直コーナーへの出荷には欠かせない資材ですが、エチレンの国内減産により入手困難・価格高騰が続いています。実際に、農産物は収穫できているにもかかわらず、梱包資材がないために出荷できない事態が各地で起きています。同社が5月に実施した調査では、約9割の農家が資材調達に変化を感じており、約6割が欠品や納品遅延を実感しています。コスト高騰により、作付け面積の縮小を検討する農家も2割にのぼります。このまま供給不足が続けば、夏野菜の店頭価格上昇や供給量減少を招く恐れがあり、産直流通の現場では緊張感が高まっています。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:industry_report