株式会社FinT(本社:東京都渋谷区、代表取締役:大槻祐依、以下「FinT」)は、アース製薬株式会社(以下「アース製薬」)が展開するマウスウォッシュブランド「モンダミン」において、SNSを起点としたマーケティング支援を実施いたしました。
「ブランド認知度は非常に高いものの、日常使い(自分ごと化)に繋がりにくい」という課題に対し、数千件以上のSNS発話データからカテゴリーエントリーポイント(CEP:生活者がブランドを思い出すきっかけ・使用シーン)を抽出・可視化。施策の入口から購買相関・売上貢献を検証できる構造を設計し、目標インプレッション達成率250%とともに、実売につながる勝ちパターンのデータ化を実現いたしました。
施策背景と課題:高い認知度の一方で直面する「自分ごと化」の壁
主要指標 — KEY FIGURES
アース製薬の「モンダミン」は、1987年に日本発のマウスウォッシュブランドとして誕生し、高い認知度を誇ります。しかし、施策検討時には大きく2つの課題を抱えていました。
マウスウォッシュ市場全体の使用率の低さ・先入観:日常的にマウスウォッシュを使用している層は人口の約35%*にとどまり、「刺激が強くてピリピリする」といった先入観から日常での使用を想像しにくい状態がありました。
CEP(カテゴリーエントリーポイント)の不足:認知の高さに対して「どんな場面で使うべきか」という使用シーンの想起が不足しており、日常のタッチポイントでの「自分ごと化」が急務となっていました。
*24年12月 アース製薬自社調査 20〜69歳 n=1000 「口内の健康を維持するためには、歯磨きだけでは不十分である」を7段階聴取。「とてもあてはまる」「あてはまる」「ややあてはまる」に回答した人のうち、歯ブラシもしくは電動ハブラシを使用してて、マウスウォッシュやデンタルフロスを使用していない人 総務省統計局(23年10月1日現在)人口推計を基に試算
施策のアプローチ:「感覚」に頼らず、データ分析から使用シーンと検証構造を事前設計
FinTでは「生活者自身も、どんな場面でモンダミンを使うべきか言語化できていないのではないか」という仮説のもと、単なるインプレッション獲得にとどまらないデータ起点のアプローチを設計しました。
SNS発話データからのCEP抽出とスコア化
SNS上の数千件以上の発話を収集・分析し、潜在的な使用シーンの断片を抽出。コミュニティの熱量や市場規模、「ピリピリする」というイメージを払拭しやすいか等の軸でスコア化・優先順位付けを行いました。
「界隈」とコミュニティの信頼性を重視したキャスティング
クリエイター選定ではフォロワー数の規模ではなく、「そのシーンを自分ごととして語れるか」「そのコミュニティから信頼されているか」を基準に厳選。広告感を抑え、ユーザーが見たくなるコンテンツの中に使用シーンが自然に溶け込む投稿構成を追求しました。
売上貢献・購買相関を可視化するタグ設計
CEPごとにコンテンツを制作し、分析タグをあらかじめ設置。「どの使用シーンが実際の売上や購買行動に貢献したか」を施策実施後に定量検証できる構造を組み込みました。
施策成果:目標インプレッション250%達成と「売上につながる勝ちパターン」の可視化
施策実施の結果、目標インプレッションに対して250%達成を記録したほか、指名検索数や店頭購買数にも好影響が確認されました。
売上貢献CEPの特定:設定したCEPのうち、売上貢献度・再現性がともに高い2つのコアシーンを特定。次の施策へ繋がる定量的な知見を獲得しました。
社内での説明再現性の向上:従来「バズ」や「リーチ」など定性的な評価になりがちだったインフルエンサー施策において、指名検索や購買との相関をデータで示せるようになり、社内での情報財産化を実現しました。
ご担当者様コメント(インタビューより抜粋)
アース製薬株式会社 新価値創造本部 コミュニケーションデザイン部 竹本様
『感覚で終わらせない』定量分析力により、エンゲージメントやインプレッションが実際の店頭購買にどう寄与したかが可視化されました。これまでインフルエンサー施策はなんとなく効果があるから続けるものでしたが、『次はこうしよう』とデータをもとに判断できる状態に変わったのは大きな強みです。また、フォロワー数ではなくコミュニティの熱量を軸にした緻密なインフルエンサー選定も評価しています。
アース製薬株式会社 新価値創造本部 コミュニケーションデザイン部 塙様
これまでは多様な界隈へ網羅的にアプローチしてきましたが、今後は今回の施策で見えてきた『特に反応が良かった界隈』にリソースを集中し、徹底的に深掘りしていきます。単なる一発のバズで終わらせるのではなく、特定のコミュニティにモンダミンが深く定着する『面の施策』へ拡張してまいります。
インタビュー全文・施策の詳細はコーポレートサイトにて公開中
今回のプレスリリースでご紹介したアース製薬様との取り組みについて、より詳細な背景や分析アプローチ、施策の具体的な裏側を語ったインタビュー全文をコーポレートサイトにて公開しております。
▼ 事例インタビュー記事はこちら
https://fint.co.jp/case/fQe3PZHZ/
「IMPの科学」について
「IMPの科学」は、SNSデータと売上データをもとにSNS施策の事業貢献度を可視化する、FinTの独自理論です。インプレッションをはじめとするSNSの各種指標が、指名検索や店頭購買といった実売指標にどのように影響しているかを定量的に分析します。
インフルエンサー施策をはじめとするSNSマーケティングにおいて、「バズった・伸びた」という定性的な評価や感覚で終わらせず、どのレバーを引くべきかを可視化し、売上に直結する打ち手をデータをもとに決定できる状態を創出します。
▼ 詳細はこちら
https://note.com/sucle/n/n167701111945
会社概要
会社名:株式会社FinT
代表者:大槻 祐依
本社所在地:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1丁目18−14 恵比寿ファーストスクエア12階
会社サイト:https://fint.co.jp/
(1) SNSを起点としたマーケティング支援事業(https://fint.co.jp/snsmarketing)
食品/飲料・美容・IT/インターネットサービス・金融など幅広い分野の累計460社以上(2026年8月時点)のクライアントに対し、SNSを起点とした戦略設計から実行・効果測定まで一貫してサポート。オンライン施策にとどまらず、オフラインイベントやOOH連動も含めた統合的なマーケティング支援を提供しています。
▼ 主なサービス
・インフルエンサーマーケティング支援(https://fint.co.jp/influencermarketing)
マイクロからメガまで幅広いサイズのクリエイターに対応。インサイト分析を起点とした企画設計からクリエイター選定・コンテンツ制作・効果検証まで一貫してサポートします。
・VTuberマーケティング支援(https://fint.co.jp/service/vtubermarketing)
VTuber選定・企画立案から、ライブ配信・コラボ施策のアサインにとどまらず、限定ノベルティ制作やSNSキャンペーンなど複合的な施策を組み合わせた統合的なサポートを行います。
・SNSフィルムレーベル「FinTheater」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000159.000044523.html)
「想いを物語に、物語を心に。」をコンセプトとするSNSフィルムレーベル。縦型ショートドラマをはじめとする短尺動画制作を手がけ、ブランドのメッセージをナラティブとして届けます。
・自社プロダクト「cococre」
招待クリエイターのみが参加できる自社プロダクト。高品質なUGC動画をインフルエンサー施策比でコストを抑えながら大量創出します。
(2) 女性向けSNSメディア「Sucle」の運営事業(https://fint.co.jp/sucle)
「毎日に、ときめきをひとさじ。」をコンセプトに、ファッションやコスメなど"流行の0.5歩先"のトレンドを発信する、総フォロワー100万人を超える女性向けSNSメディアです。現在はメディアとしての枠を超え、ユーザーの生活により深い価値提供ができるサービスとして進化しています。
Sucle Instagramアカウント:https://www.instagram.com/sucle_
(3) ASEAN進出マーケティング事業(https://fint.co.jp/service/asean)
ベトナム・タイに現地法人を持ち、日系・現地企業向けにSNSを起点としたマーケティング戦略の立案から実行までトータルサポートします。現地市場のインサイトと、FinTが国内で培ったノウハウを組み合わせ、進出国でのブランド認知拡大・購買転換を支援しています。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:プレスリリース
- 関連組織:アース製薬 / モンダミン