MujinRCPによる物流自動化
総合オートメーションテクノロジー企業の株式会社Mujin Japan(以下、Mujin)は、東電物流株式会社様(以下、東電物流)の中央支社(東京都大田区)においてNX商事株式会社様の下、フィジカルAIを活用したロボットケースピッキング自動化ソリューション「MujinRCP」を稼働しました。
本システムでは、統合型オートメーションプラットフォーム「MujinOS」がアームロボットと17台のAGVを制御し、電力設備工事に使用される多品種資機材のケースピッキング作業を自動化しました。電力インフラを支える物流は、誤出荷や遅延が社会インフラ維持に影響する重要な領域です。今回の取り組みは、フィジカルAIで「ライフライン・ロジスティクス」を高度化する先進事例です。
### 導入の背景:東電物流が解決したい課題
東電物流では、多品種の資機材を正確にピッキングする必要があり、有人作業には以下の課題がありました。
- 人手に依存した重筋作業:形状・重量が多様なケース品のピッキングが必要。 - 出荷作業の属人化:専門知識を要する作業であり、担当不在時の品質低下リスクがあった。 - 誤出荷を防ぐための検品負荷:高い出荷精度が求められるため、入念な検品が必要となり作業負荷が増大していた。
### 導入システムの特長:次世代ケースピッキング自動化
1. フィジカルAIで多品種ケースピッキングを自動化:3Dビジョンで認識し、独自のフィジカルAI技術(MujinMI)でロボットが自律的にパレタイズを実行します。 2. 固定設備に頼らない導入のしやすさ:アームロボット、AGV、パレットストッカーをMujinOSで一体制御。限られたスペースにも導入可能です。 3. 物流DXで検品作業・誤出荷リスクを削減:作業進捗や在庫、出荷実績をデジタルツイン上で可視化し一元管理します。
### 導入効果:労働力不足時代に対応する物流BCPの強化
本取り組みにより以下の効果が生まれています。
- ケース品取扱量:90%自動化(中央支社) - ピッキング作業人員:4人から1人へ削減 - 対象工程の出荷検品作業:ゼロ化 - 安全性の向上:人車分離による労災リスク低減 - 倉庫運営の高度化:安定供給体制の強化と多様なニーズへの対応
東電物流は自動化体制を構築し、限られた人員でも高精度な出荷を継続できる環境を整えました。労働力不足の中でも品質を維持・向上し、安定出荷を継続するための物流BCP強化につながっています。
### 今後の展望
MujinRCPは、汎用機を一体で制御することで、現場に合わせた柔軟な自動化を実現します。固定設備に現場を合わせる従来の自動化を超え、日々変化する物流現場での最適化を推進します。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:ニュース
- 製品・サービス:MujinRCP / MujinOS