株式会社Orchestra Holdingsの子会社である株式会社デジタルアイデンティティは、自社開発のAIプラットフォーム「Forté.AI(フォルテ・エーアイ)」の基盤拡張として、AIエージェントの安全な業務利用を実現する独自のMCPゲートウェイ「DI-MCP」を開発し、社内運用を開始いたしました。
MCPゲートウェイ「DI-MCP」について MCP(Model Context Protocol)とは、AIエージェントが外部のツールやデータソースと安全に通信・操作を行うための標準プロトコルです。今回開発した「DI-MCP」は、このMCP通信の中継システム(ゲートウェイ)として機能します。 AIエージェントから主要な業務ツールや外部サービスへの操作リクエストが発生した際、本システムがユーザーの権限情報と即座に照合し、実行の許可・拒否を安全にコントロールします。本システムは「Forté.AI」に組み込まれており、数百名規模の全社的な利用を想定したスケーラブルな設計となっています。
開発の背景・目的 近年、AIは単なるアシスタントを超え、自律型エージェントとして業務導入が進んでいますが、デジタルマーケティングの現場では「本番環境への意図しない変更リスク」「APIキー配布に伴うセキュリティリスク」「ユーザーの認知不足」が課題となっていました。これらを解消し、安全かつ利便性の高い利用環境を構築することを目的にDI-MCPを開発しました。
主な特徴と機能 1. 実務に即した柔軟かつ厳格な権限管理:担当者やクライアント単位できめ細やかな権限設定を実現。「特定案件の担当者のみレポート出力可能」といったセキュアな運用が可能です。 2. APIキー・トークン等の安全な管理:システムが認証情報を一元管理・仲介するため、社員への直接配布が不要となり、情報漏洩や不正利用のリスクを軽減します。 3. エージェントによる能動的な提案:AIエージェント自身が利用可能なツールや権限範囲を把握。ユーザーからの指示を待つだけでなく、潜在的な自動化機会をエージェントから提案することが可能になりました。
今後の展望 連携可能なツールを順次拡充し、あらゆる職種のメンバーが安全にAIを活用できる環境を整備します。また、本取り組みで得た知見を、AIエージェント活用を検討する他企業への支援にも活かしていく予定です。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:新製品
- 製品・サービス:DI-MCP / Forté.AI