沖縄県庁にて表彰伝達式
沖縄県内で7拠点・8事業の介護事業を展開する株式会社WAN STYLE(本社:沖縄県沖縄市、代表取締役:知花朋弥)。その中心となるデイサービス(通所介護)の事業所「WAN STYLE TOPOS(ワンスタイルトポス)」が、厚生労働省の令和8年度「介護職員の働きやすい職場環境づくり内閣総理大臣表彰及び厚生労働大臣表彰」で、厚生労働大臣表彰 奨励賞を受賞しました。
評価されたのは、主に次の3つの取り組みです。
送迎業務のDX化(AIでのルート作成など)で、職員の負担を軽くしたこと
独自のキャリアパスやメンター制度で、介護が未経験の人を育て、長く働いてもらえるようにしたこと
背景:介護人材不足が進む中、未経験者も働き続けられる職場へ
主要指標 — KEY FIGURES
厚生労働省の予測によれば、2040年度には介護の現場で約272万人の職員が必要とされています。2022年度の約215万人と比較すると57万人近くの増員が必要であり、人手不足の課題は年々重みを増しています。こうした業界課題に対し、WAN STYLE では“業務負担・評価・介護のイメージ”の3方向から改革してきました。
負担の軽減 : 送迎管理のデジタル化を進め、時間のかかる事務や残業の原因を解消
給与と評価体制 :時給1,500円をベースとした処遇を設定。沖縄県最低賃金1,023円(2026年8月時点)を上回る給与水準に加え、18ステップの評価制度で、日々の取り組みや成長を給与に反映
業界イメージの刷新 : レクリエーションではない本格プログラムや自分らしく働ける環境づくりで、介護の魅力を再定義
こうした取り組みを通じて、現在はスタッフの7割が他業界出身、平均年齢32.3歳となっています。
2026年9月29日(火)に沖縄県の県庁で授与式が行われ、表彰を受けました。
画面右がWANSTYLE代表の知花
受賞の概要
受賞事業所:WAN STYLE TOPOS(運営:株式会社WAN STYLE)
サービス種類:通所介護
表彰名:令和8年度 介護職員の働きやすい職場環境づくり内閣総理大臣表彰及び厚生労働大臣表彰
受賞名:厚生労働大臣表彰 奨励賞
取組分野:生産性向上/待遇改善/人材育成
取り組みの背景とアプローチ
送迎業務のDX化:1日60分かかっていた送迎計画づくりが30分に
133名いる利用者に、以前は経験のある職員が毎日約60分かけ、住宅地図と名簿を見比べながら手作業で送迎ルートを作っていました。作る人によってかかる時間がばらつき、急な欠席の度に紙で組み直して電話で連絡する必要がありました。これが残業や精神的な負担の原因になっていました。
そこで送迎管理システムを入れ、AIがルートを自動で作る仕組みに変更。
送迎計画づくり:1日60分 → 30分(年間約132時間の削減)
未経験の職員が一人で送迎計画を作れるまで:30日 → 3日
お迎え前に家族へかける電話:1日4件 → 0件
スマホアプリとインカムで、急な変更をすべての車に同時に共有
手書きの日報もやめ、浮いた時間を「利用者さんとの会話」や「ケアの質を上げること」に使っています。
異業種から来た人を「誇りを持ったプロ」に育てる。18段階のキャリアパスとメンター制度
年功序列や横並びの評価をやめる代わりに、介護の技術だけでなく、あいさつ、気配り、準備といった「働きぶり」まで見る18段階のキャリアパスを作りました。転職前の職場で身につけた力も「会社への貢献」として評価し、ランクと給与に反映します。
入職してから3か月間は、先輩職員(メンター)が週20時間、現場に一緒に入ります。失敗を責めずに「挑戦した結果」として認める文化を大切にし、未経験の人がすぐに質問できる雰囲気をつくりました。
WAN STYLE TOPOSの介護職員のうち異業種から転職してきた職員の割合:43% → 70%(令和2年→令和7年)
介護職員の平均年齢:40歳 → 32.3歳(同)
年次有給休暇の平均取得日数:1人あたり2日 → 5日(令和元年→令和7年)
「介護」のイメージを、利用者・職員・地域の3方向から変える
ビリヤードを楽しむ利用者オーダースーツで働くスタッフ
WAN STYLEでは、介護を「支援を受ける場所」だけではなく、利用者が自分らしく楽しみ、職員が誇りを持って働き、地域とつながる場所へ変えていくことを目指しています。
① 利用者の体験を変える 画一的なレクリエーションではなく、ビリヤードや卓球、シミュレーションゴルフなど、大人が本気で楽しめる「本物」のアクティビティを取り入れています。職員が本気で挑んでも勝てないほど腕前のある利用者もおり、利用者一人ひとりの得意なことや個性が生きる場づくりにつながっています。
② 働く人のイメージを変える オーダースーツの制服を採用し、ネイルや髪色も自由にするなど、一人ひとりが自分らしく働ける環境を整えています。また、一流の接客を実際に体験する研修「ホンモノ見にいこうか」プロジェクトも実施し、介護職としての専門性だけでなく、接客やサービスの視点も磨いています。
③ 地域との関係を変える 利用者と一緒に制作したフォトブースを近隣小学校の卒業式・入学式に贈るほか、県内外からの視察受け入れや、地域の介護事業者・福祉職がつながるイベントも企画しています。介護事業所の中だけで完結せず、地域との接点を増やす取り組みを続けています。
代表コメント
株式会社WAN STYLE 代表取締役 知花朋弥
「スタッフ自身が『こんなケアをしたい』『こんな場所をつくりたい』と思えることが、結果として利用者さんへのより良いサービスにつながると考えています。 私がやりたいのは、スタッフの『やりたい』を形にできる場所をつくることです。送迎のDX化も、キャリアパスも、そのための土台です。職員が心と時間に余裕を持てて、頑張りがきちんと評価されるから、利用者さんと本気で向き合えます。 これからも、スタッフの『やりたい』から新しいサービスを生み、高齢の方が行ける場所と選べる幅を地域に増やしていきます。そして介護を、子どもたちが憧れる仕事にしていきたいです。」
「介護職員の働きやすい職場環境づくり内閣総理大臣表彰・厚生労働大臣表彰」とは 介護職員が働きやすい職場をつくるため、他の模範となる取り組みをしている介護事業者を表彰する制度です。厚生労働省が実施しています。令和8年度は、内閣総理大臣表彰1件、厚生労働大臣表彰 優良賞6件、奨励賞が選ばれました。奨励賞は都道府県を通じて授与されます。 厚生労働省発表資料:https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001743389.pdf
株式会社WAN STYLE 会社概要
代表取締役:知花朋弥
設立:2018年
所在地:沖縄県沖縄市与儀一丁目2番23号
事業内容:沖縄県内で7拠点・8事業の介護事業を展開(WAN STYLE TOPOS、WAN STYLE COLORER(クロレ)、WAN STYLE GYM ほか)
HP:https://www.wan-style.okinawa/
Instagram:@wanstyle_gram
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:prtimes
- 関連組織:WAN STYLE TOPOS