Ascensio Systems Pte. Ltd(シンガポール)は、オープンソースのオフィスソフトウェア「ONLYOFFICE Docs」のバージョン9.4をリリースしました。今回のアップデートでは、無料のCommunity版における同時接続数20件の制限を完全に撤廃するとともに、スプレッドシートへのダークドキュメントモード追加、フォーム管理機能の全面強化、プレゼンテーション用テーマ25種とトランジション20種の新規追加など、スイート全体にわたる多数の機能改善が実施されました。

Community版の大幅改善:接続制限撤廃と軽量化 これまでCommunity版には同時接続数20件の制限が設けられていましたが、バージョン9.4以降は完全に撤廃されます。チームでの利用を検討しながらも接続数の上限を懸念していた組織にとって、大きな前進です。

アーキテクチャ面でも大幅な最適化が施されました。RabbitMQおよびデータベースへの依存が解消され、マルチプロセス構成から単一プロセスに統合されたことで、リソース消費が削減され、スペックの低いサーバーでもスムーズな動作が可能になりました。

スプレッドシート:ダークドキュメントモード 明るいスプレッドシートを長時間見続けることによる目の疲れを軽減するため、スプレッドシートエディタに「ダークドキュメント」オプションが追加されました。エディタ全体のダークテーマを有効にした状態で「表示」タブから切り替えることができ、薄暗い環境での長時間作業でも快適な編集体験を提供します。

フォーム管理の全面強化 デジタルフォームの入力体験が大きく改善されました。エディタ内で直接受信者を指定し、入力状況をリアルタイムで確認できるようになったほか、署名フィールドに前回使用した署名画像が自動的に読み込まれるスマート署名機能も追加されています。書類確認や契約手続きの繰り返し作業を大幅に短縮できます。

プレゼンテーションエディタの強化 プロが制作した新テーマが25種類、スライドトランジションが20種類追加されました。白紙のスライドから始める手間が省け、ビジネスシーンや用途に合わせたプロフェッショナルな仕上がりのプレゼンテーションをより手軽に作成できます。

その他の改善 ドキュメントエディタへの水平線挿入機能の追加、Webエディタのグラフ設定を集約した「グラフデザイン」タブの新設、デスクトップアプリでの貼り付けオプション拡充、モバイルアプリおよびモバイルWeb版への手動保存ボタン追加、クロアチア語インターフェース対応など、スイート全体にわたる改善も実施されています。Docs Enterpriseをご利用のシステム管理者向けには、SharePoint連携のためのWOPI詳細設定が管理パネルに追加されました。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:新製品
  • 関連組織:Ascensio Systems Pte. Ltd
  • 製品・サービス:ONLYOFFICE Docs