千葉大学子どものこころの発達教育研究センターの大島郁葉教授らの研究チームは、日本における自閉症の当事者を対象に、日常生活における差別的言動「マイクロアグレッション」に関する大規模な質的調査を実施しました。本研究は、欧米中心であった研究を「空気を読む」などの日本独自の文化的背景に広げ、当事者が家庭、学校、職場で受ける否定的な経験の構造を初めて明らかにしたものです。調査では330人の成人から288件のエピソードが共有され、「揺れ動く立ち位置」「劣等性の象徴とされること」「安心できる場所がないこと」「社会的圧力」という4つの主要テーマが特定されました。この成果は、当事者の精神疾患リスクを低減し、真にインクルーシブな社会を構築するための重要な指針となることが期待されます。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:Scientific Research Report