世界最大級の高級時計オンラインマーケットプレイス Chrono24(本社: ドイツ・カールスルーエ、CEO: ホセ・ガステル)が展開する時計価格指数ツールChronoPulse(クロノパルス)にて、4月度のデータが公開されました。
6カ月連続の上昇ののち、4月は1,430(前月比−0.4%)という結果に。下落幅は小さく、カルティエ(−5.8%)、ヴァシュロン・コンスタンタン(−5.4%)、パネライ(−6.4%)と、主に第1四半期に最も上昇したブランドに集中しています。長期的な見通しは変わらず、指数は6カ月推移で4.8%、前年同期比で2.1%上昇しています。
これに対し、4月の動向に逆行したブランドがタグ・ホイヤー(+3.2%)とオメガ(+2.8%)の2ブランドです。ロレックスは横ばいをキープしています。直近6カ月で見ると、タグ・ホイヤーの指数は+9.0%と最も好調を記録。4大ブランドの中ではパテック フィリップがトップ(+7.0%)で、ロレックス(+5.5%)、カルティエ(+3.9%)が続いています。
一方、これらとは異なる動きを見せたのがオーデマ ピゲです。6カ月推移では、オーデマ ピゲが4大ブランドの中で唯一マイナス(−1.4%)を記録し、月間(−0.8%)、年間(−0.1%)ともにわずかに下落しています。
### 4月の注目ブランド
- **タグ・ホイヤー(前月比+3.2%、6カ月+9.0%)**:月間、6カ月推移ともに指数全体で最も好調なパフォーマンスを記録。需要が特定のモデルに集中するのではなく、ラインアップ全体に対し高まっていることが好調の要因。幅広い層のコレクターが手の届く価格帯で時計を提供するタグ・ホイヤーの躍進は、市場がトップ層以外にも広がっていることを示す最も明確なシグナルに。 - **オメガ(前月比+2.8%、6カ月+3.5%)**:4月にプラス圏に入った2ブランドのうちの一つ。6カ月推移と前年同月比の数値がほぼ同じことから、需要は堅調に推移。 - **パテック フィリップ(前月比−0.7%、6カ月+7.0%)**:3月の2桁ペースからやや落ち着いたものの、基軸であることに変わりなし。直近6カ月では、11リファレンスすべてがプラスを記録。アクアノート Ref. 5167A−001は前年同期比+21%、ノーチラス Ref. 5712/1A−001は直近6カ月で+12.2%の上昇。
### マイナスを記録したブランド
- **パネライ(前月比−6.4%、6カ月−4.7%)**:月間、6カ月推移ともに最も下落。ラグジュアリースポーツウォッチカテゴリーでは、ロレックスとオーデマ ピゲ以外のブランドは引き続き下落傾向に。 - **カルティエ(前月比−5.8%、6カ月+3.9%)**:第1四半期の好調から逆行。しかし、サントス Ref. WSSA0039が直近6カ月で+19.2%を記録するなど、モデルによる需要のバラつきが見られる。 - **ウブロ(前月比−3.2%、6カ月−3.6%)**:月間、6カ月推移ともにマイナス。需要は依然として低い状況。
### 「ペプシ」の生産終了が4月のロレックス価格指数に与えた影響
4月の市場に最も大きな影響を与えたのは、ロレックス GMTマスター II「ペプシ」(Ref. 126710BLRO)でした。Chrono24では、2つの大きな動向が確認されています。第一波は3月上旬の生産終了の噂によるもので、購入問い合わせが週平均比で約500%増加。第二波は4月中旬にWatches and Wondersで正式に生産終了が発表された際に生じ、購入問い合わせは再び平均比500%超を記録しました。正式発表により需要が再燃し、ホワイトゴールド製モデル(Ref. 126719BLRO)にも顕著な変化が見られました。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:調査
- 関連組織:Chrono24 / Rolex / Tag Heuer
- 製品・サービス:ChronoPulse / Rolex GMT Master II Pepsi