株式会社Clabo(本社:東京都港区、代表取締役:上野 育真)は、暗号資産投资経験者のうち、確定申告時に税理士への依頼を検討した305名を対象に「税理士への依頼状況に関する実態調査」を実施しました。
調査の結果、税理士への依頼を具体的に検討した層は、投資額の多寡に関わらず高い割合で実際の外注に踏み切っている実態が判明。
依頼経験者の7割以上が「取引の複雑さ」や「自己申告への不安」を理由に挙げており、追徴課税リスクを避けるためにプロを頼る姿勢が浮き彫りになりました。
一方、依頼を見送った層の75.5%は「費用の高さ」を障壁とする一方、10万〜50万円未満の非依頼セグメントでは、30.0%が「どの税理士に頼めばよいか分からない」という情報不足に直面しています。
20代の若年層がタイパを重視して少額から専門家を検討する最新トレンドとともに、健全な投資活動のためのデータを提供します。
調査内容
投資額50万円が依頼の分岐点で高額層ほど専門家を頼る
50万円以上の依頼率は100%で資産規模に比例して上昇
投資規模と税理士への依頼状況をクロス集計した結果、投資額が増えるほど依頼率が顕著に上昇する傾向が確認されました。
特に投資額が50万円以上に達すると、それ以下の層と比較して依頼を選択する割合が急激に高まっており、ここが実務的な分岐点であることが浮き彫りになりました。
低額投資家は自力での申告を模索する傾向にありますが、50万円というラインを超えると税額のインパクトや計算の複雑さから、専門家を頼るニーズが上回ります。
※本設問(Q6)は、税理士への依頼を検討・判断したことがある層のみが回答しているため、検討の結果として「依頼した」層が100%を占めるデータ構造となっています。
資産規模が大きくなるほど、万が一の申告漏れや計算ミスによる追徴課税のリスクを重く捉える投資家が増えるのは、当然の帰結といえるでしょう。
一定の投資額を超えた段階で、税理士報酬をコストではなく「安心を買うための投資」と再定義する意識の変化が、この50万円付近で発生していると推察されます。
20代は少額でも依頼を検討しタイパ重視の姿勢が鮮明に
年代別のデータを見ると、意外にも20代の若年層において、比較的少額の投資段階から税理士への依頼を前向きに検討している実態が明らかになりました。
上の世代と比較して、未知の領域に対して自力で時間を浪費するよりも、専門家にアウトソーシングして効率化を図るタイムパフォーマンスを重視する価値観が反映されています。
20代では10万円から50万円未満の段階で依頼を検討する割合が33.3%と高く、早い段階で専門家との接点を持とうとする動きが確認できます。
これは情報感度の高さに加え、暗号資産特有の複雑な税務リスクを早期に回避しようとする、デジタルネイティブ世代ならではの堅実なリスク管理意識の表れとも解釈できるでしょう。
また、少額からでもプロに任せることで、本業や投資分析に集中できる環境を整えたいという意図も透けて見えます。
全世代で共通して1万円から10万円未満のボリュームゾーンが最も厚いものの、若年層ほど金額の多寡によらず正確性を求める傾向が、中高年層よりも強く出ている点が特徴的です。
高所得層は投資規模に比例して迅速な依頼判断が目立つ
世帯年収別の分析では、年収800万円を超える高所得層において、投資規模が大きくなるにつれて迷わず税理士へ依頼を切り替える傾向がより顕著に見られました。
資金余力がある層ほど、自身の時給単価を考慮した際に自力で計算するコストを高く見積もるため、投資額の増加に伴う依頼のスイッチが非常に合理的に行われています。
特に年収1200万円以上の層では、1万円未満の極少額で依頼を検討する人は皆無であり、一定以上のボリュームになってから一気にプロへ任せるという明確な判断基準を持っています。
投資を単なる趣味ではなく、一つの資産運用のポートフォリオとして捉える視点が強く、必要経費としての報酬を許容できる構造が、投資規模と連動した高い依頼率を支えています。
一方で年収400万円未満の層では、1万円未満の少額投資であっても30.0%が依頼を検討しており、年収層によって依頼を検討し始めるトリガーが異なることも興味深いポイントです。
高年収層は実務効率を、低年収層は未知の損失への恐怖を主眼としています。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
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