復活祭休暇のヘルシンキ、夜の元老院広場に灯りが大聖堂の石段に照らされ、数千人の観客が雨の中立ち止まり、子供たちは最前列に集まって広場で何が起こっているのかを見上げている。この光景は、この街で30年間上演され続けている。

監督のマルック・アロカント氏は中央社(CNA)の取材に対し、この広場に立つこと自体が特別なことだと語った。彼は、この劇のルーツは中世ヨーロッパに遡ると指摘し、「この伝統がヘルシンキに根付いたことは非常に貴重だ」と述べた。

アロカント氏は、休暇中に多くの人が街を離れてコテージに休暇に行くことを選ぶが、広場の人出は絶え間なく集まってくると語った。「雨が降っていても、皆が来た。これは誰もが自分の目で確かめたい公演だ」。

俳優のパヌ・ハビスト氏は、広場がヘルシンキ大学本館、政府庁舎、大聖堂に囲まれていると指摘し、「私たちはヘルシンキの中心にいる。まるで当時のエルサレムのようだ。そこも行政と宗教建築が並立する場所だった。ここは、この物語を上演するのに適している」と述べた。

中央社の記者は現場で、広場には幼い子供を連れた家族も多く見られたと伝えた。子供たちは親の腕の中や石畳の上に立ち、劇の展開に合わせて舞台に集中して見つめていた。ヘルシンキの観光名所である白亜の大聖堂は、壮大な照明デザインによって劇場のセットに変身し、興味深い。

「十字架の道」の公演チームは、演劇と音楽のプロフェッショナル、アマチュア俳優、教区ボランティアで構成されており、毎年多くのボランティアの協力があってこそ、広場で上演できる。監督のアロカント氏は、まさにこのプロとアマチュアを超えた集団協調が、この劇の長年にわたる最も中心的な精神を構成していると指摘した。

今年の公演は、周辺建築の改修のため、当初の巡行ルートが中止され、全行程が元老院広場で行われた。アロカント氏は今年の公演テーマを「光から闇へ、闇から光へ」と定めた。(編集:張芷瑄)1150406

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  • 出典:中央社 CNA
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