ドナルド・トランプ氏は以前、SNS上でホルムズ海峡の再開についてイラン側と合意に至らなければ「ある文明が今夜、永遠に滅びる」と最後通牒を突きつけた。期限が迫る中、トランプ氏はSNSを通じて、ホルムズ海峡の完全かつ迅速で安全な開放を前提に、イランへの爆撃や攻撃を2週間停止することに同意すると表明した。
カナダのグローブ・アンド・メール紙によると、マーク・カーニー氏はトランプ氏の発言について問われた際、すべての当事者に対し、国際法を遵守し、特に市民や民間インフラへの攻撃を避けるよう強く求めた。同氏は「すべての交戦勢力がこれらの責任を果たすよう強く促す」と強調した。
カーニー氏はトランプ氏や米国を直接名指しすることは避けつつも、カナダ政府がイラン政権を世界的な安全保障上の脅威と認識していることを改めて表明した。
紛争の初期、カナダは核兵器保有阻止を理由にイランへの軍事攻撃を支持していた。しかし数日後、カーニー氏はその支持について「遺憾」を表明し、この衝突を「国際秩序の失敗を示すまた一つの事例」と位置づけた。同氏は、イランが長年国連安保理決議を無視してきた一方で、米国とイスラエルも攻撃前に同盟国との十分な協議を行わなかったと指摘した。
一方、カナダ在住のイラン系住民は、「専制政治の打倒」と「母国の壊滅」という二つの狭間で揺れ動いている。彼らはイランに民主主義と人権がもたらされることを望む一方で、戦争による犠牲や惨状を恐れている。
カナダ通信社(Canadian Press)の報道によれば、トロント近郊に住むフォア・ファルハニさんは、妻から泣きながら電話があったことを明かした。妻はトランプ氏の「文明が滅びる」という投稿を見て恐怖に震えていたという。ファルハニさんの両親は現在もイランにおり、発電所や道路などの公共インフラを破壊するというトランプ氏の脅迫は「戦争犯罪」であると憤った。
別のイラン系カナダ人であるアイタック・ソラヒさんは、トランプ氏の投稿が原因で強いストレスを感じており、SNSを見ないようにしていると語った。
カナダ放送協会(CBC)によると、開戦から1か月以上が経過する中で、イラン系カナダ人のサエイド・ガワミさんは、イランに住む兄弟姉妹とわずか3回、各2分程度の通話しかできていない。彼は家族の安全を極めて憂慮しつつも、「もし戦争が中途半端に終われば、現政権が再武装し、将来さらに危険な存在となって戻ってくるだろう」と、政権崩壊を望む複雑な心境を吐露した。
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- 出典:中央社 CNA
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