ニューヨーク・タイムズ紙のジョナサン・スワン記者とマギー・ハバーマン記者の新著『Regime Change: Inside the Imperial Presidency of Donald Trump(原題)』によると、米軍による大規模なイラン攻撃は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相による強力な働きかけによって導かれたものであることが明らかになりました。
今年2月11日、異例にもホワイトハウスのシチュエーションルーム(危機管理室)にて、ネタニヤフ首相は川普(トランプ)大統領に対し、イラン攻撃に関する極秘計画を直接提示しました。会議には、ルビオ国務長官兼国家安全保障担当大統領補佐官、ラトクリフCIA長官、ヘグセス国防長官、ケイン統合参謀本部議長、ワイルズ大統領首席補佐官らが出席しました。ネタニヤフ首相は、イランの弾道ミサイルシステムの破壊、内部の反体制デモの誘発、そして最終的な政権転覆が可能であると主張し、亡命中の前王の息子レザ・パフラヴィー氏を後継者候補として挙げました。
会議後、米情報機関の専門家らはこの計画を「首脳殺害、軍事力弱体化、内部動乱、政権交代」の4段階に分類・分析しました。CIA長官のラトクリフ氏は政権交代の可能性を「滑稽」と一蹴し、ルビオ氏も「デタラメだ」と酷評しました。軍事専門家であるケイン議長も、イスラエル側の計画は誇張されており、米国の兵器在庫に悪影響を及ぼす懸念を指摘しました。
しかし、トランプ大統領は周囲の慎重論をよそに、最終的に作戦の実行を決定しました。2月26日の最終協議を経て、閣僚や側近らはそれぞれの意見を表明し、反対の立場を崩さないバンス副大統領を除き、多くの高官がトランプ氏の意向に従う姿勢を見せました。
2月28日、ケイン議長から提示された攻撃期限の直前、専用機エアフォース・ワンに搭乗していたトランプ大統領は、「作戦『エピック・フューリー(Operation Epic Fury)』を承認する。中止は認めない。幸運を祈る」との命令を下しました。
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- 出典:中央社 CNA
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