中東情勢の緊迫化に伴う国際エネルギー価格の高騰を受け、台湾中油の財務状況が悪化しています。同社は数週間にわたり国際原油価格の上昇分を負担しており、3月末時点の累積赤字は792億元、純資産は861億元まで減少しました。これを受け、経済部の龔明鑫部長は立法院にて、同社の財務健全化に向けた支援計画を報告しました。
国民党の楊瓊瓔立法委員の質疑に対し、龔部長は、中油が4年間で3500億元の増資を行う計画であり、来年度に優先的に1687億元を編入する方針を明らかにしました。また、王鴻薇立法委員の質問に対しては、3000億元の融資枠は主に「借換(借新還旧)」により利払い負担を軽減することが目的であると説明しました。さらに、不足分を補うための特別予算による補填については、行政院と調整中であることを示唆しました。
経済部の報告によれば、台湾中油は2020年から物価安定政策に協力し、今年3月末までに約6129億元もの価格上昇分を自社で吸収してきました。一方で、エネルギー転換に向けた天然ガス安定供給計画などのプロジェクトに4845億元を投じており、深刻な資金不足に陥っています。これを受けて政府は、金融機関による特別融資、特別予算からの補填、そして増資という3方向から、同社の財務支援を強力に進める方針です。
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- 出典:中央社 CNA
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