復活祭の休暇中、チェコでは晴天に恵まれ多くの人々がアウトドアを楽しみました。しかし、気温の上昇とともにマダニの活動も活発化しており、感染リスクが懸念されています。
国家公衆衛生研究所(SZÚ)のデータによると、今年第1四半期にチェコの医療機関へ報告されたマダニ媒介性疾患であるライム病の症例は1300件を超えました。驚くべきことに、都市部の緑地におけるライム病の感染リスクは、森林と比較して最大3倍に達します。
国家ライム病基準研究所の専門家カテジナ・キビコヴァ氏は、都市公園の感染リスクは一般の認識よりもはるかに高いと指摘します。「春先、マダニは落ち葉の中に潜んでいます。ベンチに座るだけでも吸血される可能性があるのです」
チェコの研究チームは2014年からプラハの12の公園でマダニのモニタリングを開始し、3年前からは対象を全国の州都へと拡大しました。これまでに10万匹以上のサンプルを収集した結果、都市公園が最もリスクの高い場所であることが明らかになりました。
研究によれば、都市環境のリスクが高い理由は、マダニが鳥類やネズミ、ハリネズミ、リスといった宿主から繰り返し吸血を行うためです。このため、都市部のマダニがライム病の病原体を保有する確率は25%から30%に達し、森林(10%から12%)を大きく上回ります。
キビコヴァ氏は、チェコは気候条件の影響で長年マダニ媒介性疾患の発生率が高い国であると説明します。夏場が極端に暑く乾燥しないことがマダニの生存に適しており、地球温暖化により活動期間の延長や生息地の高地化も進んでいます。
感染後の典型的な症状には「遊走性紅斑」があり、抗生物質での治療が可能です。また、もう一つの疾患である「ダニ媒介性脳炎」については、ワクチンによる予防が推奨されています。
しかし、チェコにおけるダニ媒介性脳炎のワクチン接種率は、90%を超える隣国オーストリアに比べて依然として低い状況です。キビコヴァ氏は「近年、初回の接種率は人口の約半分まで伸びましたが、2回目、3回目の接種を完了しなければ十分な免疫は得られません」と強調します。
同氏は、予防策として外出時に長ズボンを着用すること、草地に直接座らないこと、そして化学成分を含む虫除け剤の使用を推奨しています。また、公園などの都市部でも警戒を怠らず、帰宅後はすぐに衣類を確認し、洗濯と乾燥機での処理を行うことが有効であると呼びかけています。
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- 出典:中央社 CNA
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