AP通信によると、イランの提案した10項目案について、ペルシャ語版には「ウラン濃縮」の権利を認める旨の記述がある一方、外交官がメディアに提供した英語版にはその文言が含まれていないという食い違いが明らかになりました。
「ガーディアン」紙は、トランプ政権下での核合意交渉開始以来、米イラン双方の主張の隔たりが大きく、譲歩の幅も限られていることが恒久的な合意への障壁となっていると報じています。特に、イランがホルムズ海峡の支配権維持を主張している点は国際的な懸念を招いています。民主党のクリス・マーフィー上院議員はCNNに対し、「真偽は不明だが、もしイランが海峡の支配権を得るような合意になれば、世界にとって災難だ」と強く批判しました。
トランプ氏はイランの主張に対して直接的な言及は避けていますが、ホルムズ海峡の混雑緩和を「米国が支援する」と述べるにとどまっています。専門家は、米国がこのような高い要求を受け入れる可能性は低く、これらはあくまで交渉の出発点ではないかと見ています。
停戦を仲介するパキスタンのシャリフ首相は、10日にイスラマバードで米イラン代表団の会合を招集したとXで発表しました。テヘラン側は出席の意向を示しており、ホワイトハウスも対面交渉を検討中ですが、正式決定には至っていません。米当局者はCNNに対し、戦争を終結させるための長期合意を目指し、数日以内に交渉を行う準備を進めていると明かしました。
ホワイトハウスのレヴィット報道官は、対面会談の議論はあるものの、正式発表までは確定ではないと説明しました。当局者によると、会議はパキスタンの仲介のもとイスラマバードで開催される可能性が高く、米側からはウィトコフ特使、クシュナー氏、そして現在欧州を外遊中のバンス副大統領らの出席が見込まれています。今回の会談への機運が高まっている背景には、米イラン両国が発表した2週間の停戦合意があります。
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- 出典:中央社 CNA
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