ドキュメンタリー監督の梁皆得氏はこのほど、最新作「飛吧!熊鷹」を完成させた。中央社の単独インタビューに応じた梁監督は、クマタカはその堂々たる体躯と鋭い眼光から以前より撮影を熱望していた対象であり、12年前から企画を温めていたと語った。しかし、個体数が極めて少なく、その姿を捉えるのは困難を極め、数日間何も収穫がないという過酷な撮影が続いた。

クマタカ(別名:ヘクトールクマタカ)は、後頭部の冠羽が特徴であり、林業自然保育署の「台湾レッドリスト」において絶滅危惧種に指定されている。台湾のパイワン族やルカイ族の文化において、クマタカは高貴さと勇気の象徴として重要な位置を占める。梁監督は、クマタカが依存する中低標高の原生林が開発の圧力にさらされている現状が、撮影をより一層困難にしていると指摘した。

撮影にあたっては、クマタカ研究者の孫元勲氏のチームと協力し、北部烏来の福山から大雪山、玉山国家公園、南部横貫公路、屏東の集落に至るまで、湿った山道や崩落の危険がある場所を巡り、その貴重な姿を追った。後に、宜蘭県の邱嘉徳氏や林可欣氏ら猛禽類研究者も加わり、巣に監視装置を設置して幼鳥の離巣後の活動を観察した。現在の台湾における個体数は、研究者らの推定で500〜1000羽程度と考えられている。

本作は自然記録と文化的な側面を融合させており、特に新北烏来福山での記録が中心となっている。そこでは現在6〜7羽の群れが繁殖しており、ドローンや近接監視を通じて育雛の神秘的な行動が明らかにされた。また、撮影の苦労のみならず、先住民文化における羽毛への尊崇と、現代における保護活動との間の葛藤も描かれている。

映画では、学者やバードウォッチャー、地域住民らが長年山でクマタカを守り抜いてきた努力が記録されている。ナレーションには著名な呉念真監督を迎え、音楽は金馬奨受賞者の林強氏が担当した。本作は5月15日に一般公開予定である。

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  • 出典:中央社 CNA
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