WBC世界野球での対戦や、歌手ジョリン・ツァイ(蔡依林)による「プラハ広場」のリメイクなどにより、台湾人のチェコに対する関心は急速に高まっています。チェコ観光局のフランティシェク・ライスミュラー局長はインタビューに応じ、2006年から2007年にかけて台北に留学した自身の経験を振り返りつつ、台湾への深い愛着を語りました。直行便の開設以降、台湾からの旅行者は急増しており、2024年には約15万人がチェコを訪れ、世界ランキングで15位に位置するなど目覚ましい成長を見せています。さらに今年8月にはスターラックス航空の就航も予定されており、双方向の交流はさらに利便性を増すと見込まれます。
ライスミュラー氏は、現在の観光戦略について「単なる人数追求から、滞在日数の増加へシフトしたい」と述べています。隣国オーストリアとの周遊だけでなく、チェコを単独の目的地として選び、列車やレンタカーを活用して国内を深く探索する旅を推奨しています。観光客が集中しがちなプラハ市内のオーバーツーリズム問題に対しては、市中心部以外のエリアや、音楽イベント、現代アートセンター(DOXやKunsthalle Praha)といった新たな楽しみ方を提案。また、現地の人々と同じような生活を味わえるジシュコフ(Žižkov)やカリン(Karlin)地区での「ボヘミアンな暮らし」の体験も勧めました。
観光の多様性について、同氏は「チェコは派手な観光地ではないが、静かで美しい自然に溢れている」と語ります。北部や西部の山々でのハイキング、サイクリング、そして南部に見られる歴史的な人工池など、心身を癒やすスポットが豊富です。特にハイキングコースには色分けされた標識が整備されており、スマホや地図を手放す「デジタルデトックス」に最適だと太鼓判を押しました。交通面においても、鉄道ネットワークが網羅され、主要な観光地へは2時間以内でアクセス可能です。
最後に観光業界におけるAIの活用について、ライスミュラー氏は「AIはウェブ体験の向上やホテル経営の効率化などにおいて、まだ初期段階ではあるが重要な役割を果たし始めている」と今後の展望を述べました。
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- 出典:中央社 CNA
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