国際原油価格の高騰を受け、航空会社の運営コストが増加しています。台湾の航空各社は民間航空局に対し、4月7日から適用される燃油サーチャージの改定を申請しました。今回の引き上げ幅は大きく、短距離線は17.5ドルから45ドルへ、長距離線は45.5ドルから117ドルへと大幅に値上げされます。
さらに、旅行業者によると4月15日以降も航空券コストが再上昇する見込みであり、さらなる価格転嫁は避けられない状況です。こうしたコスト増の一方で、旅行需要は依然として堅調です。雄獅旅行社の頼一青・総経理によると、2026年1〜2月の業績は前年同期を上回り、3月以降の団体予約は前年比約15%増となりました。特に中東情勢の影響を受けにくいニュージーランド・オーストラリア線は4割増、日本線は4割増、韓国線は2割増と、「転換需要」による押し上げ効果が顕著です。
価格面では、すでに燃油コスト増が旅行代金に転嫁され始めており、短距離ツアーでは2,000台湾元以内、長距離ツアーでは約4,000台湾元の値上がりが生じています。今後、夏の繁忙期の価格にも影響が出る可能性があります。
しかし、日本円の安値維持や、企業向け団体旅行の需要拡大が追い風となっており、雄獅旅行社は4月の日本向けツアーが1,000件を突破しました。頼総経理は、コスト増による圧迫はあるものの、需要に支えられており、利益率は必ずしも悲観的ではないとの見方を示しています。なお、燃油価格のさらなる上昇を懸念し、早期予約や発券を急ぐ動きも見られますが、戦争情勢の先行きを懸念し様子見を決め込む消費者も一部存在します。
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- 出典:中央社 CNA
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