ロイター通信の報道によると、サウジアラビア・エネルギー省の情報筋は誰が攻撃を仕掛けたのか具体的には説明していないが、サウジはここ数週間、イランのミサイルとドローンを多数迎撃している。

サウジ国営通信(SPA)は、最新の攻撃が、これまでのいくつかの施設への攻撃と相まって、リヤド(Riyadh)、東部州(Eastern Province)、ヤンブー工業都市(Yanbu Industrial City)などの重要な石油、天然ガス、精製、石油化学、電力施設の運営を妨げていると指摘した。

2月末に米国とイスラエルがイランに対して開戦して以来、サウジアラビアはこれまで、こうした攻撃が油田の生産量、製油所、パイプラインの流量に与える影響の詳細は提供していなかった。

本日の時間外取引で、指標となるブレント原油先物価格は上昇した。先物清算値はすでに1.17ドル(1.2%)上昇し、1バレル95.92ドルで引けている。

エネルギー市場情報会社ケプラー(Kpler)のアナリスト、マット・スミス(Matt Smith)氏は、「東西パイプライン(East-West Pipeline)は、ホルムズ海峡(Strait of Hormuz)経由で輸送できない大量のサウジ産原油を振り分けている。輸送量が少しでも減れば緊張は高まる。これは市場にとって良いニュースではない」と述べた。

イスラエルはレバノンへの攻撃を続けており、イランもホルムズ海峡のほぼ全面的な封鎖を解除する兆しをほとんど見せていないため、今週発表された2週間の停戦合意は現在のところ危機的状況にあると見られる。ホルムズ海峡は世界のエネルギー供給の約5分の1が通過するルートである。

海峡が封鎖された状況下で、東西パイプラインはサウジアラビアにとって唯一の原油輸出ルートとなっている。ロイター通信は昨日、停戦合意成立からわずか数時間後にイランが同パイプラインを攻撃したと報じた。(翻訳・編集:李佩珊)1150410

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:financial