アルジャジーラによる米イ会談の事前整理情報をまとめます。
パキスタンのシャリフ首相の招きにより、米イ両国の交渉が週末から首都イスラマバードで行われます。ホワイトハウスによると、正式な会談は現地時間11日午前に開始され、イラン最高国家安全保障評議会は、交渉が最大15日間続く可能性があると示唆しています。
代表団は、政府機関や大使館が集中する「レッドゾーン」内のセレナホテルに滞在する予定です。同ホテルは8日夜から12日まで貸切となり、会談場所としても使用されます。パキスタン政府は、治安維持のため首都で公休日を設定し、レッドゾーンを封鎖するなど厳戒態勢を敷いています。
米代表団はヴァンス副大統領が率い、トランプ氏の特使であるウィトコフ氏や娘婿のクシュナー氏らが参加します。一方のイラン側は、ガリバフ国会議長とアラクチ外相が中心となり、革命防衛隊の高官も同行すると英フィナンシャル・タイムズ紙が報じています。
会談形式については、シャリフ首相が主宰し、パキスタンのダール副首相兼外相が実際の進行役を務める見込みです。米イ両代表団は別々の会議室に入り、パキスタンの官僚が仲介者としてメッセージを伝達する「間接対話」の形がとられます。
今回のヴァンス氏の出席は、事態打開の転換点と見なされています。イラン側は、今年2月に交渉中にもかかわらず米軍が空爆を行った経緯から、ウィトコフ氏らへの不信感が強い一方、中東への長期的な軍事介入に慎重なヴァンス氏の姿勢を相対的に前向きに評価しています。
パキスタンは、イランと900キロの国境を接し、世界有数のシーア派人口を抱えるだけでなく、国内に米軍基地を持たないためイランからも信頼されやすく、同時に米国の「主要な非NATO同盟国」でもあるという独自の立ち位置から、両国の重要な架け橋となっています。なお、米国が大使を派遣していない国に副大統領が訪問するのは異例のことです。
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- 出典:中央社 CNA
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