国民党の鄭麗文主席は本日午前11時、北京の人民大会堂で中国共産党の習近平総書記と会談しました。これを受け、台湾の大陸委員会(陸委会)の邱垂正主任委員と梁文傑副主任委員が記者会見を開きました。
鄭氏が提唱した「政治的相互信頼に基づく台湾の国際活動空間の拡大」について、邱氏は、中国が主導する「宗主国モデル」での国際参加は、さらなる抑圧を招くだけであり、台湾にとって何の助けにもならないと指摘しました。梁氏は、過去の経験から中国の善意は持続性がなく、台湾が中国の思想や言論の検閲を受け入れることを強いるものだと批判しました。
また、中国側が会談後に提示する可能性のある農水産物の輸入拡大や観光開放といった「恩恵策」について、陸委会はこれらが高度に政治的な操作であり、いつでも撤回可能なリスクを孕んでいると警告しました。梁氏は、過去に中国が政治的理由で優遇措置を突然打ち切り、台湾の農漁業者が被害を受けた事例を挙げ、過度な依存を避けるよう産業界に呼びかけました。
陸委会は鄭氏に対し、中華民国の存在の直視、台湾人民の意思の尊重、軍事的な嫌がらせの停止という3つの訴えを習氏に伝えるよう求めていましたが、鄭氏はこれらに触れず、むしろ「中華民族の偉大な復興」や「両岸は共に中国人」といった中国側の主張に同調しました。陸委会は、鄭氏の言動が両岸関係の安定に寄与するどころか、中国のプロパガンダを助長し、国際社会に誤ったメッセージを送る結果になったと強く懸念を表明しました。
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- 出典:中央社 CNA
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