中央ニュース(中央社記者 李雅謨 台北27日電)海峡交流基金会(海基会)は、5月に新たに3名の一貫道信徒が中国で理由不明のまま人身の自由を制限されたことを明らかにした。中国大陸の国務院台湾事務弁公室(国台弁)はこれを「デマ」と主張している。大陸委員会(陸委会)は、中国共産党が宗教の自由と人権を抑圧し続けていると指摘し、一貫道の信徒に対し、中国への渡航を控えるよう呼びかけた。陸委会は27日2024年1月から現在までに、台湾の一貫道信徒が中国の関連部門によって逮捕・拘禁された人数は累計17人に達すると発表した。彼らは中国で中華伝統文化を広め、四書五経を講じていただけであるにもかかわらず、中国共産党は一貫道を邪教と見なし、不法に逮捕・拘禁し、さらには判決を下している。陸委会は、中国共産党が近年、宗教の自由と人権を抑圧し続けており、その手段がますます悪化しているため、政府として改めて一貫道の信徒に対し、中国での拘禁を避けるために渡航を控えるよう呼びかけざるを得ないと述べた。海基会の羅文嘉秘書長は22日、5月に2件の一貫道信徒の拘禁事例が発生したことを明らかにした。3名の一貫道信徒がそれぞれ福建省と広東省で、中国側から理由不明のまま人身の自由を制限されており、中国側は既存の合意に基づいた台湾側への通報を行っていない。中国国台弁の陳斌華報道官は、本日の定例記者会見で関連の質問に対し、両岸の各分野での交流を奨励・支持しており、違法犯罪活動に従事しない限り、台湾住民の中国往来に懸念は不要だと回答した。陳報道官は、関連の状況は「悪意のある炒作(煽り)であり、中国を中傷するデマであり、寒蝉効果(萎縮効果)を狙い、両岸の交流と協力を阻害・破壊し、両岸の対立を煽るものだ」と主張した。陳報道官は、台湾の一貫道信徒3名が拘禁されている状況については、正面から回答せず、確認も避けた。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:cross_strait_relations