(中央社記者 謝君臨 台北2日電)台北地裁は本日、周という作業員が交通整理員の黄氏を突き飛ばし死亡させた傷害致死事件の公判を開く予定でした。開廷前、周氏の弁護士は裁判官に対し、周氏が突然の心臓衰弱と肺水腫により緊急搬送され、出廷できない旨を伝えました。裁判官は事実を確認後、公判の取り消しと後日改めて審理を行うことを命じました。

新北地裁の民事判決によると、黄氏の遺族は、2022年11月11日午後3時頃、台北市興隆路1段の交差点で工事場所を巡り口論となり、周氏が黄氏を強く突き飛ばしたと主張しています。黄氏は後頭部を地面に強く打ち付けて意識を失い、周氏はさらに黄氏を引き起こして歩道へ投げ飛ばし、数十メートル引きずった末に放置しました。これにより黄氏は頭部に重傷を負って昏睡状態となり、2024年3月20日に死亡しました。

民事判決において、周氏は犯行を否認し、黄氏が先に手を出そうとしたためであり、両手で強く突き飛ばして後頭部を地面に打ち付けさせたわけではないと弁明していました。

民事部分について、新北地裁は2024年12月、周氏に対し黄氏の遺族へ計210万台湾ドルの賠償を命じました。刑事部分については、台北地検が捜査を終結して起訴し、台北地裁の国民法官法廷で審理が行われています。

台北地裁は本日、周氏の弁護士からの報告を受け、病院への照会を経て、国民法官の意見を聴取した上で、被告に正当な理由があるとして公判を取り消しました。今後の審理は周氏の治療状況を見て再調整されます。弁護人によると、周氏は現在も呼吸が苦しく、会話も困難な状態です。

台北地裁は本日、公告を発表し、周氏の傷害致死事件について、本日より5日8日9日に予定されていた審理を被告の病気により取り消し、傍聴券の発行も中止するとしました。

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  • 出典:中央社 CNA
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