(中央社嘉義県4日電)2015年に開館した故宮南院の建築は、水面に浮かぶ流動的な形状で、来嘉した人々がよく足を止めて鑑賞する名所となっている。嘉義県文化観光局によると、南院がNVIDIA台湾本社と同じ建築家・姚仁喜氏の設計であることから、近日再び注目を集めている。
嘉義県文化観光局は中央社記者に対し、NVIDIAの黄仁勳CEOが台湾本社を姚仁喜氏が設計すると発表したことを受け、外界は姚氏の嘉義における代表作である故宮南院にも注目していると述べた。ここは台湾の重要な文化ランドマークの一つである。
故宮博物院の黄永泰副院長は、故宮南院の全体像は書道芸術の抽象概念を延長したものであり、濃墨、飛白、渲染という三つの中国書道の筆法を用いて、三つの塊が織り交ざった故宮南院を形成し、雲水のように流れる建築形状が「龍」「象」「馬」の文化的象徴の隠喩となっており、交錯しながらも混ざり合っていないと説明した。
黄永泰氏は、濃墨の部分は西側の「実体塊」であり、収蔵・展示スペースを含み、機能上の必要性から開口部が極めて少なく、外皮は鋳造アルミニウムの円盤で覆われていると指摘。飛白の部分は東側の「虚体塊」であり、公共サービスとオフィススペースを含み、最良の屋外景観を提供するため、深い日よけの構造的な窓枠が優雅な曲線のリズムを形成している。
さらに、渲染の部分は両者の間の「中間塊」であり、南端の景観橋のたもとに始まり、虚実の塊を貫き、北側の湖岸で終わる。円筒状の構造で、採光と日よけを両立させている。
黄永泰氏は、故宮南院では現在、第2展示館(国宝文物修復展示館)を建設中であり、張瑪龍・陳玉霖聯合建築師事務所が設計を担当し、「青岸、水墨、緑宝箱」を核心理念としていると述べた。至善湖の「青岸」をインスピレーションの源と見なし、「水墨」は第1展示館の流線型を継承することを意味し、最終的に建築本体は「緑宝箱」へと変身し、周囲の環境の質感に完璧に調和している。
黄永泰氏は、第2展示館の建築工事は国土管理署に委託されており、2027年7月の完成を予定し、その後内装工事、展示作業などを経て、2028年の開館・運営を目標としていると述べた。
文化観光局は、故宮南院は朝夕で異なる表情を見せ、特に夕暮れ時、夕日が至善湖に映る様子は絶好の鑑賞時間だと述べている。故宮南院では展示を見るだけでなく、建築の美しさに浸ることもできる。(編集:張銘坤)1150604
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- 出典:中央社 CNA
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