(中央社 記者 張建中 新竹4日電)メモリー市場は深刻な供給不足により価格が高騰し、一部のメモリーメーカーでは粗利率が80%にまで上昇している。これに対し、TSMCの董事長兼CEOである魏哲家氏は、メモリーメーカーの80%という粗利率に羨望を示しつつも、TSMCは信頼できる企業であり、永続的な経営を目指すため、メモリー企業のように突然4倍の値上げをすることはないと述べた。

人工知能(AI)の急速な進展により、半導体の先端プロセス能力やメモリーなど多くの部品が深刻に不足している。魏氏は4日、TSMCの株主総会後にメディアと交流し、AIチップ大手のNVIDIAのジェンスン・フアンCEOの言葉を引用し、AIの発展には十分な電力に加え、チップや冷却などが必要であり、その後にモデルができると指摘した。

魏氏は、AI産業の発展に伴い需要が急増したが、エコシステムの対応が不十分で、至る所にボトルネックが存在すると述べた。TSMCは工場建設に努力を重ね、TSMC自身がボトルネックにならないようにしていると説明した。

部品不足の問題については、サプライヤーとバイヤーがそれぞれ対策を模索しており、例えばメモリー不足に対しては、デバイスに搭載するメモリー容量を減らすことで対応する可能性があると述べた。最終的には需要と供給のバランスが見つかり、「3年連続で苦しい状況が続くことはない」と語った。

値上げの話題について、魏氏はTSMCも値上げを検討しており、努力中であると認めた。TSMCの粗利率は以前の40%台から50%台、そして現在の60%超へと上昇しており、これは従業員一同の努力の結果だと述べた。

魏氏は、ウェハー価格はTSMCが得るべき価値を回収するためのものであり、利益を追求し、メモリーメーカーの80%という粗利率に羨望を抱きつつも、TSMCはメモリー企業のように突然4倍の値上げをすることはないと強調した。顧客との相互信頼は長期間かけて構築するものであり、TSMCは永続的な経営を目指すからだと述べた。(編集:張均懋)1150604

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