(中央社ワシントン8日総合外電)米宇宙探査技術会社スペースX(SpaceX)のイーロン・マスクCEOは、軌道上AIデータセンターの建設は工学的に大きな課題ではないと述べ、関連技術は既存のスターリンク(Starlink)衛星システムから応用可能だと指摘した。

ロイター通信が報じたところによると、マスク氏は動画の中で次のように語った。「我々が伝えたいメッセージの一部は、これは存在しない魔法のような技術を必要とするものではないということだ。我々はすでにスターリンクV3衛星でこれらの技術の多くを使用している。我々が現在行っていることと比較して、特に困難な挑戦ではないと考えている。」

SpaceXは新規株式公開(IPO)を通じて過去最高の750億ドルの資金調達を計画しており、上場時の評価額は1.75兆ドルに上る見込みだ。同社の軌道AIデータセンター計画も大きな注目を集めており、これは長期的な成長戦略の重要な一環と見なされている。

マスク氏とSpaceXのエンジニア、イアン・ダール氏は、AI衛星を軌道上で動作する計算ノードとして構築する計画を概説した。太陽エネルギーを動力源とし、熱を宇宙空間に放射することで冷却を行う。

SpaceXは、軌道上に計算インフラを展開することで、地上のAIデータセンターが直面する深刻化する電力制約を緩和できると述べている。

プレゼンテーション資料によると、計画中のAI衛星は約120キロワットの持続的な計算能力を提供し、ピーク時には150キロワットに達する可能性がある。

SpaceXによれば、これらの衛星は次世代スターリンクV3衛星ですでに配備されている技術、特に太陽電池アレイと熱管理システムに大きく依存するという。

マスク氏は、AI衛星にはスターリンク衛星のような極めて複雑なアンテナは必要なく、比較するとAI衛星の設計難易度は低いと述べた。

さらにマスク氏は、テキサス州バストロップにあるAI衛星工場が、来年末までに有意義な量産規模に達する見込みだと述べた。(編集:劉文瑜)1150609

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  • 出典:中央社 CNA
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