中柱港での乗客状況を確認する東引郷民代表会と東引郷長。
南竿と東引を結ぶ島間航路は、長年「新台馬輪」と「台馬之星」といった大型交通船が主力だったが、今年6月から連江県が新たな運航モデルを導入。6月から9月の繁忙期に一部便を小型船「南北之星2號」に切り替えた。
県と航運業者の契約では、当日の波高が1.7メートルを超える場合、原則として「台馬之星」に変更される仕組みだ。
東引郷民代表会の陳子驎主席は、地元の声として「小型船は耐波性が低く、船酔いしやすい」と指摘。昨日、代表会全員と東引郷長・林德建氏とともに中柱港を訪れ、乗客の利用状況を確認した。
当日の波高は約1.6~1.8メートルで、乗客は約101人。代表会が70人にアンケートを実施したところ、14人が船酔いや不快感、嘔吐を訴えた。
陳主席は、「船の入港待ちの間、多くの乗客が波が荒いときの乗り心地の悪さを訴えており、『次は来たくない』という声も出ている。東引の観光イメージに悪影響だ」と強調した。
また、船酔いで体調を崩した旅客は、到着後に宿泊先で休む必要があり、観光スケジュールに支障が出ているという。
陳主席は、「安全確保は前提だが、乗客の快適性、航路の安定性、観光体験の質も重視すべきだ」とし、連江県に対し「南北之星2號」の開航基準を現行の1.7メートルから1.5メートルに引き下げることを要請。海況や乗客数、輸送需要に応じて大型船の支援運用を検討するよう求めた。
陳主席は本日、中央社の電話取材に対し、「台馬之星」の頻繁な故障も深刻な懸念事項だと指摘。現在も機械故障で入渠中であり、代替船の信頼性が問われている。風浪が大きい場合、基隆発の「東馬東台」航路(基隆→東引→南竿→東引→基隆)に「新台馬輪」を投入するなどの対策を県に要望した。
連江県交通旅遊局の陳如嵐局長は本日、中央社に対し、「南北之星2號」の開航基準は影響範囲が広いため、現時点では変更の予定はないが、東引郷代会の意見は今後検討に加えると述べた。
また、「新台馬輪」の航路変更については、南竿や莒光の住民の利用権益も考慮する必要があり、風浪が極端に大きい場合や東引に旅客が滞留するなどの特別な状況に限り、「東馬東台」便を検討するとしている。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
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