(中央社リマ10日総合外電)ペルーの元独裁大統領の娘である藤森恵子氏は10日夜、長引く大統領選挙の開票作業で左派候補のサンチェス氏を再びリードしたが、98%の投票所で開票が完了した時点でも、両者の票差は極めて接近しており、勝敗は不明である。
AFP通信によると、米国と日本の在外選挙人の強い支持を受けて、51歳の藤森恵子氏はサンチェス氏に対してわずか651票の僅差でリードしている。
10日午後11時(グリニッジ標準時11日午前4時)現在、1800万票以上の票が計算されており、両者の差はごくわずかである。
この選挙は、ラテンアメリカにおける右派と左派の勢力が争う最新の戦場である。近年、治安問題を前面に打ち出す右派候補がラテンアメリカの複数の選挙で勝利している。
勝利した側は、ペルーと米国の将来の関係、およびラテンアメリカ地域の複数のイデオロギー色の強い政府との関係に影響を与えることになる。
藤森恵子氏とサンチェス氏はともに、ペルーの長年にわたる政治的不安定に終止符を打つことを誓っている。ペルーは10年で9人目の大統領を選出することになり、過去5年間だけでも3人の大統領が議会の弾劾や罷免により辞任に追い込まれている。
藤森恵子氏は、人権侵害で有罪判決を受け収監されていた故アルベルト・フジモリ元大統領の娘であり、過去3回大統領選に出馬して敗れており、今回ラテンアメリカの右派台頭の波に乗ろうとしている。
近年、右派候補は犯罪に対する強硬な取り組みを訴え、ボリビア、チリ、エクアドルなどの国々で選挙に勝利している。
57歳の元心理学者であるサンチェス氏は、選挙戦終盤に急速に台頭し、決選投票に進出した。彼は一連の鉱業改革と先住民への権利拡大を公約に掲げている。
サンチェス氏はまた、米国のトランプ大統領と「相互尊重」に基づく関係を維持したいと述べている。
ペルーは世界有数の銅とコカインの輸出国であり、近年は犯罪問題の急激な悪化にも直面している。(編集:劉文瑜)1150611
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- 出典:中央社 CNA
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