(中央社記者 謝君臨 台北12日電)台北市萬華區で、68歳の借家人・陳進財が又貸し大家の顔姓男性(78歳)との間で債務トラブルを起こし、ハサミと包丁で顔男を少なくとも297回刺し殺害した。一審・二審ともに殺人罪で懲役19年の判決。最高裁は12日、上告を棄却し刑が確定した。
歴審の判決によると、陳進財は2021年、2022年に台北市政府社会局の仲介で、目の不自由な78歳の顔男からアパートの一室を賃借し、同居していた。陳には賭博癖があり、たびたび顔男から金を借りていた。2024年6月8日夜、顔男が陳が生活保護費を受け取った後すぐに賭博に行ったことを叱り、借金の早期返済を求めたことから口論となった。
判決によると、陳は口論後も納得できず、翌朝ハサミを持って顔男の部屋に詰め寄り、再び口論となった。陳は激高して殺意を抱き、ハサミで顔男を攻撃。顔男が台所に逃げ込むと、包丁で切りつけ、顔男は少なくとも259箇所の刀傷、約38箇所のハサミによる傷を負い、出血性ショックでその場で死亡した。
一審の台北地方法院国民法官法廷は、陳が自白し自首が認められ減刑されたものの、犯行の悪質性、被害者家族との和解がないこと、社会復帰の可能性が低いことなどから懲役19年を言い渡し、押収した包丁の没収を命じた。
二審の台湾高等法院は、一審の量刑は国民法官と職業法官の共同評議によるもので、国民の正当な法律感情を反映しており、高度に尊重されるべきだと判断。一審判決に経験則や論理則の違反はなく、重要な量刑事実の見落としもないとして、陳の上告を棄却した。
陳がさらに上告したが、最高裁は原判決に事実認定や法令適用の誤りはなく、量刑も妥当として12日に上告を棄却し、事件は確定した。(編集:張銘坤)1150612
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- 出典:中央社 CNA
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