(中央社 台北12日電)台玻(台湾玻璃工業)の林伯豐董事長は、AI需要の高まりを受け、高級ガラスクロス製品の比率を継続的に引き上げると述べ、今年さらに20億台湾ドルを投じてLow DK(低誘電率)およびLow CTE(低熱膨張係数)製品の生産能力を拡充すると発表した。現在、需給は依然として逼迫しており、製品の供給不足は2027年末まで続くと予測している。
台玻は12日に株主総会を開催。林董事長は、AIアプリケーションの急速な発展に伴い、高速・高効率材料への市場需要が大幅に増加していると述べた。同社は2023年から高級Low DKおよびLow CTEガラスクロスの研究開発に着手し、海外の技術チームを招聘して共同開発を進め、2024年に開発に成功、昨年から顧客認証を取得している。
林董事長は、台玻は近年、生産能力の配置を見直し、一部の低グレード設備を中国本土に移管し、台湾工場では高級製品の製造に集中することで、製品の付加価値と収益性を高めていると説明した。
顧客需要の増加に対応するため、台玻は今年さらに20億台湾ドルを投じて関連生産能力を拡充し、Low DKおよびLow CTE製品の供給能力を確保する。現在、市場需要は非常に強く、需給ギャップは短期的には埋めがたく、品不足は2027年末まで続くと見込んでいる。
林董事長によると、現在、高級Low DKおよびLow CTE製品は台玻のガラスクロス事業の約4割を占め、収益性の高い製品ラインとなっている。今後は生産能力の向上に加え、顧客と協力して新製品や新たな応用市場の開拓を進める方針。
競合他社について、林董事長は、台玻のガラスクロスの世界市場シェアは約18%から20%で、主要な競合は日本の日東紡であり、日東紡は高級ガラスクロス市場で50%以上のシェアを有していると述べた。台玻は研究開発の革新と人材育成に継続的に投資し、製品品質の向上とコスト削減を通じて市場競争力を強化する。
台玻は、今後は高級ガラスクロス製品の開発に加え、省エネガラスやフォトボルタイックガラスなどの高付加価値製品を推進し、低炭素転換への取り組みを加速することで競争力を高めるとしている。
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- 出典:中央社 CNA
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