2026年W杯関連重要ニュース

中央通信

(中央社メキシコシティ11日総合外電)サッカーワールドカップ開幕に際し、メキシコの行方不明者家族数百人が本日メキシコシティの街頭に出て、世界的注目を集めるこの大会を機に、行方不明事件への国際社会の関心を呼びかけ、政府の捜索活動における無為無策を批判した。

ロイター通信が報じたところによると、各地の捜索組織から集まった「捜索の母(madres buscadoras)」と呼ばれるメンバーは、昨夜バスで首都メキシコシティに到着し、ろうそくの灯りによる夜通しの集会に参加し、W杯開幕戦前にスタジアム周辺で大規模なデモ行進を開始した。

抗議者たちはスタジアム周辺のロータリーや、スタジアムへ向かう列車の沿線に数千枚の行方不明者のポスターを貼り、壁やバス停には「サッカーは帰ってきたが、我々の子供たちはいつ帰ってくるのか?」などの抗議スローガンを書き込んだ。

59歳のアギラ(Hector Aguila)氏は、捜索団体「希望の光(Luz de Esperanza)」のメンバーで、2023年に息子が行方不明になって以来、捜索を続けている。

同氏は、家族は愛する人を失う苦しみに耐えるだけでなく、長くて成果のない官僚的手続きにも直面しなければならず、これが二重の被害であると述べた。

市中心部の大規模ファンイベント会場外で、同氏は「我々はW杯に反対しているわけでも、皆さんがここに来てイベントを楽しむことに反対しているわけでもない。我々は政府がこの問題に何百万ペソもの資金を投入している一方で、我々が忘れ去られていることに反対しているのだ」と述べた。

40歳のカンパ(Alexandra Campa)氏は、暴力が猖獗を極めるハリスコ州(Jalisco)の出身で、行方不明になった弟を1年以上探し続けており、複数の捜索団体に参加している。

同氏は「彼らはほぼ毎月担当弁護士を交代するが、解決策は一度も提示されない。私のようなケースは何千、何万とある」と語った。

当日の抗議活動は当初、参加者が白いシャツや、行方不明の家族の写真が印刷されたメキシコ代表チームの緑色のユニフォームを着用し、平穏に行われた。

しかし、その後一部の抗議者がフェンスを撤去し、警備員と衝突したため、警察はスタジアム周辺に数百人の機動隊を配備した。

公式統計によると、メキシコでは現在累計で約13万5000人が行方不明となっている。政府は、事件の大半は麻薬密売組織に関連しており、その多くはフェリペ・カルデロン前大統領が推進した軍事的な麻薬撲滅作戦中に発生したと述べている。メキシコ政府は、行方不明者の捜索は国家の優先事項であると強調している。

しかし、批判者らは、政府のリソース不足と司法案件の深刻な滞留により、家族は自ら危険な地域に足を踏み入れて行方不明の親族を探さざるを得ず、中には殺害された人もいると指摘している。(編集:徐睿承)1150612

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FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:イベント
  • 原文内の日付2023年(アギラの息子失踪年)