(中央社東京12日総合外電報導)日本の各地で最近、催涙スプレーによる集団傷害事件が多発している。札幌の地下鉄、名古屋の大型商業施設で相次いで刺激性ガスが意図的に噴霧されたほか、兵庫県の小学校の校庭では、児童が携帯していた催涙スプレーを誤って作動させる事故も発生した。
札幌テレビ(STV)の報道によると、日本時間の昨日午後3時30分ごろ、札幌市営地下鉄大通駅構内で20代の女性4人が駅係員に異臭がすると訴えた。駅係員と地元警察が確認したところ、防犯カメラには2人の若い男が、大通駅8番出入口の地上エレベーターホールに向かってスプレー状のものを噴射する様子が映っていた。
警察によると、消防がスプレーを検査した結果、人体に有害な物質は検出されなかったものの、当時その場を通りかかった10代の男性1人が、帰宅後に体調不良を訴え病院で手当てを受けた。
現在、警察は「威力業務妨害」の容疑で、2人の男の行方を追跡調査している。
「毎日新聞」と「産経新聞」によると、日本時間の8日午後4時50分ごろ、愛知県名古屋市西区の大型ショッピングセンター「mozoワンダーシティ」4階のゲームセンター内で、容疑者が催涙ガスを噴射。施設側は安全確保のため顧客を避難させ、混乱が生じ、施設の正常な営業が妨害された。
この事件で、現場にいた客と店員、合わせて23人が喉や目の不調を訴え、うち8人が病院に搬送された。
愛知県警は本日、容疑者の自宅を捜索し、その場で催涙スプレー9本を押収。威力業務妨害の容疑で、愛知県犬山市本町在住の会社員、齊藤祐斗容疑者(27)を逮捕した。警察によると、同容疑者は「催涙スプレーを使った」と容疑を認めているという。
関西テレビ(KTV)の報道によると、日本時間の昨日午後2時40分ごろ、兵庫県加古川市の小学校で、児童1人が転んで手をついた際、誤って護身用の催涙スプレーを噴射した。
当時、教室や廊下にいた児童27人と教師2人が、直ちに目や喉の痛みを訴え、合計29人が病院に搬送されたが、いずれも軽症だった。
地元警察の調査によると、スプレーは当時、リュックサックの外側に付けられており、保護者が児童に持たせた護身用品だった。
加古川市教育委員会は、すでに学校の連絡アプリを通じて全校児童と保護者に注意喚起を行い、護身用品はバッグの中に適切に保管するよう呼びかけている。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:中央社 CNA
- 分類:事件
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