オーストラリア国防長官のリチャード・マールズ氏は12日、米海軍の原子力潜水艦部隊が今年、オーストラリアの戦略的海軍基地に配備されると発表した。これは「AUKUS(オーカス)」協定の進展を示すものだと述べた。

フランス通信社(AFP)によると、AUKUS協定に基づき、米軍の原子力潜水艦4隻が2025年から西オーストラリア州の港に順次配備される。米第3潜水艦部隊の人員が艦艇の運用を担当し、オーストラリアおよび英国の要員と共同で任務にあたる。

マールズ氏は、この部隊は訓練を担当し、オーストラリアが将来、自国で原子力潜水艦を運用するための基盤を築くと述べた。また、米国の計画は「AUKUSが予定通り進展しており、実行段階に入っている」ことを示していると指摘した。

米当局者によると、パース近郊の基地は米海軍が南シナ海に接近することを可能にし、北京と台湾の間で緊張が高まる中、戦略的な重要性を持つ。

マールズ氏は今週、AUKUSに関する協議のためロンドンを訪問したが、英国のジョン・ヒーリー国防大臣が突然辞任した影響を受けた。ヒーリー氏は11日にマールズ氏と会談し、AUKUSへの支持を改めて表明したが、マールズ氏のポーツマス海軍基地訪問は中止となった。

AUKUS協定はオーストラリアにとって最も高額な国防計画である。この計画に基づき、キャンベラ政府は2032年から米国から中古の原子力潜水艦3隻を購入し、英国と協力して新型原子力潜水艦を建造する。

しかし、米英の潜水艦生産が予想よりも遅れており、オーストラリアが2040年までに必要な数の潜水艦を調達できない可能性があるとの懸念も出ている。

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  • 出典:中央社 CNA
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