(中央社記者 汪淑芬 台北15日電)農業部林業及自然保育署は、日治時期の森林計畫史料を復刻出版し、「林野圖集」と「林野調書」を発表した。本日、その発表会が開催され、百年前のフォルモサ(台湾)の森林の姿が初めて明らかにされた。

林保署は、近年、台湾の林業に関する歴史資料の整理と保存を推進しており、貴重な史料を再編集・修復してきた。2025年には「0km:重訪山林課」特別展を開催する予定だが、今回の出版では、1925年に日本総督府山林課が実施した森林調査の重要な成果を収録している。この資料は、各地の林相、地質、植生、および土地利用の状況を詳細に記録しており、台湾における近代的で科学的な林業の視点を切り開いたものであり、森林管理の基礎を築いたと評価されている。

林保署によると、今回の書籍は、台湾大学の洪広冀准教授および南天書局のチームと7年間にわたり、「日治時期森林計畫事業區分調查史料」を精査し、完全復刻したものである。これにより、約100年にわたり封印されていた貴重な林業アーカイブが初めて公開され、百年前のフォルモサの森林の神秘が明らかになった。

林保署長の林華慶氏は、台湾の林業は百年にわたり変遷を遂げてきたと述べ、この百年前の調査記録は、人間と森林との密接な関係を改めて想起させると強調した。史料の公開と知識の共有を通じて、より多くの人々が台湾の森林に理解を深め、次の百年の山林の未来を共に守っていけることを期待していると語った。

「日治時期森林計畫事業區分調查史料」に含まれる図集と調書は、200点以上の希少な地図を収録しており、重量はそれぞれ17キログラムと8キログラムに達する。オリジナル図版の完全再現を目指し、制作チームは手描きによる修正、精密な貼り付け作業を経ており、高品質な紙材と印刷技術を採用している。1セットの販売価格は新台湾ドル7万元で、研究者やコレクターは国家書局および五南書局で購入可能である。

また、林保署はこのセットを国立図書館、立法院国会図書館、国立台湾図書館、国立公共資訊図書館、台湾大学図書館、東華大学図書館、および各県市立図書館の本館に寄贈し、永久保存を図っている。さらに、電子書籍化の可能性についても現在検討中である。(編集:管中維)1150615

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:イベント