(中央社東京16日綜合外電報導)極高性能AIモデルが相次いで登場し、技術の悪用リスクが高まる中、軟銀グループの孫正義社長は、OpenAIとの提携を発表しました。この提携により、日本国内の基盤インフラ企業向けにサイバーセキュリティサービスを提供する計画です。

日本放送協会(NHK)の報道によると、アメリカの新興AI企業が開発したClaude Mythosなどの高性能AIモデルが、ネット攻撃に悪用されると、金融システムなどに重大なリスクをもたらす可能性があります。

この背景を受け、孫正義社長は東京で開催された企業イベントで、「AIの先端モデルが『黒船来航』に匹敵する大きな危機をもたらすのではないかと心配している」と表明しました。

その後、孫正義社長は、軟銀はOpenAIと協力し、2026年末までに高度なネット攻撃に対応できるサイバーセキュリティサービスを提供する計画であると明らかにしました。OpenAIはClaude Mythosと同等の性能を持つAIモデルを保有しているとされています。

このサービスは主にシステムの脆弱性を評価し、修復が完了するまで包括的なサポートを提供することになります。金融、電力、大衆交通などの基盤インフラ関連企業を対象としています。

報道によると、軟銀グループはこのサービスに携わる技術者を現在の20倍に拡大し、1000人規模にする計画です。目標はより広範な企業にこのサイバーセキュリティサービスを提供することです。

この発表に伴い、孫正義社長はアメリカのOpenAIの幹部とともに日本の財務大臣片山皋月と会談しました。

会談終了後、孫正義社長は、「AIネット攻撃は今後大規模に日本を襲うだろう。そのため、関連問題と意識共有、具体的な対応策について深く議論した」と述べました。

彼はさらに、「OpenAIには信頼を置いており、ネット攻撃の防止に徹底的に活用する。片山大臣も私たちを励まし、頑張るようにと声をかけてくれた」と付け加えました。

一方、片山皋月大臣は、「双方一致して、人類がAIの利益を共有するためには、この脅威を克服する必要があると考えている。今後協力体制を築くことを希望している」と表明しました。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:提携
  • 関連組織:OpenAI