中央社報道によると、台湾電力公司(台電)核二廠の元所長・曾文煌は収賄の疑いで昨年、台北地検により貪污罪で起訴された。その後の捜査で、核二廠の4件の調達案件において公務員が賄賂を受け取った疑いが新たに発覚した。
台北地検は本日、廉政署と連携し、28か所に分かれて家宅捜索を実施。曾文煌本人や陳姓副所長を含む9人を事情聴取した。
調査によれば、曾文煌は2024年1月1日から核二廠所長として在任中、『減容センター焚化炉制御システム更新』の調達案件について、曹姓業者と会談し、同年2月1日に200万台湾ドルの賄賂を要求。業者は承諾した。
その後、2024年6月13日に再会し、業者が金額の減額を要請したため、曾は160万台湾ドルに変更した。業者は調達案件の最終支払いを受け取った後、同年8月に160万台湾ドルを茶封筒に入れ、曾の基隆市内の自宅で手渡した。曾はこの金を自宅の天井裏に隠匿していた。
また、2023年6月の『減容センター焚化炉SCADAホスト一台』の調達案件でも、曹姓業者が受注。曾は同年6月19日に業者を所長室に呼び出し、『これで20万台湾ドルだ』と要求。業者が支払いを受けた後、2024年1月に20万台湾ドルを曾に手渡した。この金も天井裏に隠されていた。
さらに、2024年4月の『自動化湿式噴砂除染設備』調達案件では、郝姓業者に対し、『700万台湾ドルの予算を確保した。協力してほしい』と発言。業者は賄賂の要求と理解し、案件を受注後に2024年3月と4月に2回にわたり、それぞれ20万台湾ドルを曾に手渡した。
台北地検は2023年8月に、曾文煌らを『貪污治罪条例』違反(職務上の行為に対する賄賂収受)で起訴。その後の追加捜査で、2018年から2019年にかけての4件の調達案件でも同様の不正が疑われていることが判明した。
本日の捜索では、法院が発行した令状に基づき、曾文煌や陳姓副所長の自宅・職場など28か所を捜索。曾、陳のほか、核二廠職員3名、業者4名を含む計9人を事情聴取。事件は現在、貪污治罪条例に基づき捜査が進められている。(編集:張銘坤)
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- 出典:中央社 CNA
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