(中央社舊金山16日綜合外電報導)法新社が入手した米国政府の法的文書によると、イーロン・マスク氏の人工知能(AI)ツール『Grok』が、米軍によるイランへの攻撃支援に使用されたことが明らかになった。

法新社の報道によれば、6月15日付のこの文書は、マスク氏が設立したxAI社の大型データセンターがガスタービンを運用することに対する弁護を目的としている。xAIは、許可なく数十基のタービンを運転しているとして、清浄空気法違反で全国有色人種民権促進協会(NAACP)から訴えられている。

米司法省は、この訴訟が「戦争部の軍事行動を支援するAI技術への電力供給を遮断しようとしており、米国の国家安全保障、経済安全保障、エネルギー安全保障を脅かす」と主張している。

論点を強調するため、連邦検察官は五角大廈のAI責任者であるカメロン・スタンリー氏の宣誓供述書を提出した。スタンリー氏は、Grokが『Maven計画』(Project Maven)に使用されており、これは米軍のAIを活用した標的特定支援プログラムであると証言した。当初はAnthropic社のClaudeモデルが使われていたが、その後Grokに移行したという。

スタンリー氏の証言によれば、Mavenスマートシステム(MSS)により、「エピックフューリー作戦(Operation Epic Fury)の96時間以内に、2000以上の異なる標的に対して2000発以上の弾薬を投射できた」という。彼はマスク氏の技術を称賛し、「Grok政府版モデルが作戦効率を大幅に向上させた」と述べた。

一方、NAACPは、これらのタービンがアフリカ系住民が多数を占める地域に大気汚染をもたらしていると指摘している。これに対しxAIは、これらのタービンは一時的かつ移動可能な設備であるため、規制の対象外であると主張している。

(編譯: 洪培英 )1150617

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:中央社 CNA
  • 分類:ニュース
  • 関連組織:xAI / Anthropic
  • 原文内の日付:1150617
  • 製品・サービス:Grok / Grok政府版モデル